タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備
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木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
事例10発信する地域と具体的なユーザーを考える●地域のブランド力を上げる埼玉県の鏡メーカーのK社は、従業員数30名程度の鏡の製造販売業である。防犯鏡のニッチ市場でトップシェアとなっている。同社は、「信用力×知名度=ブランド力」「小企業は地域のブランド力が有効」と考えている。川口市に本社移転した際、川口市の良いところを整理し、Q「何故、浜松にいたHONDAは東京を通り越して和光に工場を移したか」A.「それは和光近くの川口にはすぐれた鋳物屋や小さな製造業があったから…」など地域の産業や歴史をキャッチフレーズ化し、カタログに入れ、周囲に繰り返し説明することで、商工会や市長からの反応を得るようになった。図12看板用の製品が、実際は防犯用に使われていたことから、防犯市場開拓も兼ね、実態調査を行い万引き防止情報提供も行った。その後、ユーザーから聞き取った接客時の使用例もカタログに反映している。●関わる人を具体化する同社は、納品先に訪問するなどして製品を販売しており、カタログには右図のようなイラストを用いている。「課題の発見から結果を出すまで」を一つのプロジェクトとして、終了後には、どのような人物が関わって何故成功したのか、「飛行機乗る人、乗せる人、そのまた飛行機つくる人、さらにその上お役所さん」のように登場人物として整理し、立ち上げ時には気づかなかったことや無駄なプロセスが無いか確認し、体系化している。また、年に1~2回のユーザー訪問を行い、意見を商品に取り入れ、製品用途とニーズの一致を図っている。図13登場人物・不特定多数の一般向けではなく、特定の人物や場面の想定を行い、顧客にとって必要性がよくわからない理由について、市場開拓や啓蒙を兼ねてホームページなどで情報提供を行っている。・情報提供の質と量が集った顧客の属性にも関係する。62