タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

事例3OB顧客へ、アプローチする住宅市場動向調査(国土交通省、2012年)の結果、施工した工務店やメーカーにリフォームを依頼した割合は、16.4%で、約50%は別の工務店や住宅メーカーに依頼している。施工者によよる家守りが果たされてていない状況となっている。●家守りサービス東京都のA工務店では、、OB施主の優遇を図ったメンテナナンスサービスを行っている。「有料:年1回の定期点検、24時間応対、年表による修繕計画」と「無料:1・2年目と10年点検、24時間応対」があり、新築工事の施主は有料サービスを2年間無料で受けられる。その場合、2年目以降は、有料サービスと無料サービスを選択する仕組みとなっている。他社で施工した場合も、割増しになるが有料サービスを利用できる。同社では、モモデルハウスを兼ねた、リフォーム会社を運営しており、自然素材やパッシブエネルギー利用を付加価値としたリフォーム提案を行っている。●メンテナンスチェックシートを活用B工務店ではは、新築・リフォームに関わらず何らかの工事を請け負った顧客の住宅に対しては、住宅すべてのメンテナンスを行っている。その方法が、施主参加型となっていてリフォームをすすめるものではなく専門家としてのアドバイスと問題解決の手段の提案となっている。現在の空き家率は13%。住宅のメンテナンスを怠ると価値が下がる一方だが、管理を行いさらに付加価値をつけると、将来の貯金として、リタイア層や収入の低い若年層の施主に提案できる。その他の事例空き家管理サービス入院、海外赴任、中古住宅売買、転居したが自宅を納屋としして残す場合など空家になった住宅を、月2回の通気・通水、雨漏り点検、清掃、庭木の手入れ等をして、家主に報告するサーービスがある。事業者が近隣へ挨拶や情報収集することで防犯が出来る、中古住宅売買に不利な雨漏りや動物侵入などの不具合を早期発見できる等のメリットがある。OB施主に対するメンテナンスサービスは、無償の場合も多いが、内容の差別化を図り有償にすることで、継続した仕事になる可能性がある。定期点検・補修で資産価値を保ち、リフォームで向上させることで施主に対してもメリットが生まれる。細やかなメンテナンスとするには、車で15~30分以内に対応できるなど、対応範囲の設定も重要である。50