タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

●発信に向けて情報発信手法は、リフォーム事業者により様々で、一般的に多いのは、チラシ等の販促ツールを配布し、イベントの開催による集客となっているが、工務店や専門職においては、日々の営業活動による「積上げ型の営業」を推奨したい。ただし、新規顧客(見込み客)の確保や「積上げ型の営業」の効果を上げるため、営業エリアを限定して「チラシ」」を活用したた「投網型の営業」も行う。以下に、記載する手法は一例でありりその成果が必ず上がるとはいえない。また、内容によっては、斬新なものではなく営業活動としてあたり前のことであり、継続してこそ反応が出るものばかりである。今回、本資料を作成するにあたり数社の工務店等に確認を行った結果は、各社ともやらなければと思いつつつやっている所が殆ど無かっったのも現状である。たただし、その手法をもって成功している事業者も多数いることを理解して自社の営業活動の参考としてほしい。1)ファーストコンタクトとしての発信工務店や専門職には「積上げ型の営業」スタイルが望ましいとはいうものの、最初の顧客の確保(新しい見込み)は必要で、俗に言う「口コミ」の広がりを期待できるのも対象となる顧客が、自社を認識しているかどうかによって顧客が受ける印象は全く違うものとなる。「準備」の項で述べたように営業エリアとターゲットを決めたら、直接電話を入れてアポイントを取って訪問する手法もあるがが、こちらの都合に合わせて住宅の劣化が起こり、住まい手のリフォーム意欲が発生する訳ではない。リフォーーム意欲が発生するタイミングに、消費者から連絡を受けることが出来る環境をつくるため、住宅のお手入れなどの情報を載せたチラシを作成して配布する事を勧める。手配りチラシの配布は、営業エリア内の自社の顧客リストをつくる作業とリンクしているため、行動結果を必ず記載して台帳の充実を図ってもらいたい。台帳の充実に合わせて、見込み客や顧客からの問い合わせが発生し顧客訪問の約束がとれるようになっていくようにしたい。ここで記載している手法は、ターゲットとなる顧客が必要と感じた時に、チラシなどを見ていたことで自社の名前が出てくる「浸透」を目的としている。営業エリアを決めて営業をすることは、そのエリアにおける住宅の経年劣化の情報をつかみみ、その状況へ対応をしていくことに他ならない。手配りチラシを活用するときの注意点は、郵送ではなく必ず訪問して配布する事にある。顧客の顔をみて話をすることが目的ではなく、住宅の確認を行う為にある。チラシの作製は、手がかかるが継続してこそ効果が出てくる。イベントなどを実施する場合の集客に反映する場合が多く是非継続して行ってほしい。44