タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備
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木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
5事故発生時の対応手順●万一雨水浸入事故が発生した場合には、下図の手順で対処します。●第一報の受付、現場確認から完了検査確認までの各工程では、応答内容や現場の状況などを帳票に記録しておくことが、次工程への円滑な橋渡しになり手戻りの防止にもつながります。5-1雨水浸入事故対応の手順と標準書式について1受付応対第一報の受付時のポイントは、雨水浸入の状況をできるだけ詳細に聞き出し、正確に受付記録して物件管理および作業担当者に正確に伝えることです。お客様へ丁寧に現場確認の必要性をご説明して協力をお願いします。2現場確認現場確認のポイントは、雨水浸入の連絡があった浸潤箇所の状況と受付した雨水浸入確認書の記載内容を照合し、事実確認をすることです。雨水浸潤箇所および周辺の状況を確認したのち、開口部の商品について「商品別調査確認書」に照らし合わして調査を行います。この時点での工務店様単独では散水確認をおこなわないようお願いします。商品の性能値を超える状況での散水確認は誤解を招くだけでなく、住宅までも傷めてしまう可能性があります。3施主説明現場確認と個別調査の結果、原因が特定できる場合はその状況をお客様に説明し、現場補修で解決できる場合はその補修方法を説明のうえ了解を得て補修します。補修後は補修工事明細書に内容を正しく記録します。現場確認と個別調査で原因が特定できず、開口部の商品に起因するように思われる場合や他からの雨水浸入の可能性もある場合は、原因が特定できない為、関連箇所に関係する各業者と合同現場調査を行う旨を説明して「雨水浸入確認書」と「商品別調査確認書」および撮影した写真、図面、現地案内図を担当サッシメーカーの窓口へ送信して合同現場調査を依頼してください。4原因究明(合同現場調査)合同現場調査は、関連箇所に関係する各業者および担当サッシ販売店・担当サッシメーカーと事前に進め方について協議を行います。合意した内容と散水などの実施も含めて合同現場調査の進め方をお客様に説明し、了解を得てください。商品部分に関する散水などについては、必ずメーカー側に主導権を一任し、部位ごとの責任範囲を明確にしつつ協働により原因究明に取り組むことが大切です。5補修工事散水などにより浸潤箇所の浸潤状況が「雨水浸入確認書」の記載内容と一致した場合、浸入箇所がほぼ特定できます。補修については責任の範囲を明確にして補修方法を協議のうえ、お客様に補修方法の説明をして了解を得てください。6完了検査補修完了後は必ず散水などを行い、水の浸潤がないことを確認します。完了検査後は必ずお客様から「補修完了確認書」に完了印をいただいてください。雨水浸入事故対応手順(各工程の対応手順と作成していただく帳票類を表にまとめると次のようになります。)工務店様の現場確認の結果、現場補修で解決できる場合の手順工務店様の現場確認の結果、原因不明でサッシ販売店・サッシメーカーと合同現場調査を行う場合の手順※「現場確認の注意点」P.6をよくご参照ください。P.6参照P.6参照図雨水浸入事故発生時の対応手順と記録すべき事項5214