タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

2 G2外壁:工事別施工時の注意点【改良する改修工事】工事番号・工事名4-2断熱化2外壁断熱材の交換・設置(内張断熱工法)レベル4■目的・内装材を下地として、発泡プラスチック系断熱材を貼り付け、建物の断熱化を行う。壁面の気密性能を向上させる。概要等■対応する不具合・不具合:結露。・原因:平面計画の配慮不足。断熱材の仕様、配置箇所不良、施工不良。施工中の養生不足。■工事の手順1.事前準備2.窓・扉回りの枠材を1壁面に設置されているコンセント、スイッチボックス、換気扇、エアコンの位置やサイズを確認する。2壁面に設置されているコンセント、スイッチボックス、換気扇、エアコンなどを一時取り外す。・壁面に設置されているコンセントやスイッチ類は、壁厚が増すため、手前に引き出す必要がある。1断熱材を貼り付ける前に、窓や扉回りの枠材を付け足す。3.断熱材を設置1断熱材を貼り付ける。・定尺の断熱材を一方の壁際から順次貼り付けていく。定尺で入らない箇所は、その都度採寸し、カットして貼り付ける。2断熱材を間柱にビスで固定する。4.断熱材を切り欠く1既存の壁に取り付けられている巾木や見切り材等に合わせて、断熱材に切欠きの加工を施す。注意点5.下地材を施工1断熱材を貼り付けた後に、下地のプラスターボードを設置する。・プラスターボードは、間柱にビスで固定する。・間柱の位置は、事前に断熱材上に墨出ししておく。6.仕上げ材を施工1縦胴縁の上にサイディング等の乾式仕上げ材を張り付ける。7.最終確認1清掃を行う。2全体の仕上がりを確認する。備考・部屋の状況によっては、家具の移動、エアコンの取り外しなどが必要になることを事前にお客様に周知する。・部屋単位に施工する場合、廊下などとの温度差が生じる可能性があることを事前にお客様に周知する。・断熱材とプラスターボードの厚みによって、既存の壁よりも厚みが増し、部屋が狭くなるため、予めお客様に確認することが必要。・壁面に取り付けてあるスイッチ、コンセント、エアコンを一時撤去・復旧するため、電気工事が必要となる。エアコンを移動する際には、冷媒管に余裕があるか確認が必要。・断熱材同士、断熱材と壁の入り隅などとの間に隙間が生じないように施工する。<出典>建築環境・省エネルギー機構「既存住宅の省エネ改修ガイドライン改修による温熱環境と省エネ性能の向上をめざして」(監修:国土交通省技術政策総合研究所独立行政法人建築研究所)200