タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備
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木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
2 G2外壁:工事別施工時の注意点【改良する改修工事】工事番号・工事名3-1増張りレベル3■目的・塗り替えでは改良しきれない外壁材の劣化を補修する。概要等■対応する不具合・外壁材のはがれ、ひび割れ等■適用条件・下地の傷みが少ないこと。■工事の手順1.事前準備1当事者からのヒアリングや現場の原因調査により、適用条件を満たしていることを確認する。2.付属品の一時撤去1電気線や外部照明器具、雨樋等、付帯設備や植木・物置など障害になるものを一時撤去する。注意点3.土台水切り・防水紙施工4.胴縁の取り付け5.外壁材の取り付け1水平基準墨を出してから、土台水切りを取り付ける。2重ね代(上下・左右共90mm以上)を確保して防水紙を施工する。※モルタル壁に施工する場合は、モルタル壁が防水紙の役割を果たすので、防水紙は不要だが、ひび割れ等のある箇所はシーリング補修する。※1-5外壁の部分補修4シーリングの補修参照1通気層を確保するために、胴縁を確保する。・通気層の役割1)壁内の結露防止2)雨水の浸入防止3)遮熱効果・胴縁に使用する材料は、乾燥材又は処理されたものとする。腐朽しやすく割れやすい材質を避ける。JASS11に規定されているマツ、ベイツガ、ベイマツ、エゾマツ、トドマツ、スギの使用が望ましい。1外壁材を取り付ける。・サイディングの場合、材料ごとに規定された釘の必要本数を使用する。2外壁材を付け終わったら、釘頭の補修や細かい傷をパテと補修塗料で補修する。6.シーリング1外壁材と外壁材のジョイント、サッシ周り、軒天や他部材との取り合い等、接着面をきれいに掃除し、マスキングテープを貼って、プライマーを塗布する。2シーリングを充填する。※1-5外壁の部分補修4シーリングの補修参照1全体の仕上がりを確認する。7.最終確認2取り外した付属品を復旧する。3片付け・清掃を行う。・モルタル壁は、ひび割れしやすいので、雨水の侵入により、下地が腐りやすい。ひび割れると剥がれやすくなり、下地の腐食によって強度の低下、地震の際の剥落につながるので注意が必要である。<参考文献>1.外装リフォームメーカーHP2.国土交通省大臣官房官庁営繕部「木造建築工事標準仕様書」、発行公共建築協会備考180