タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備
- ページ
- 182/460
木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の182ページ目の概要です。
各ボタンで、目的のページを開いてください。
木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の182ページ目の概要です。
各ボタンで、目的のページを開いてください。
木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
2 G2外壁:工事別施工時の注意点【現状回復】工事番号・工事名1-6外壁の部分補修5経年による反りの補修概要等■目的・経年によるサイディングの反りをビスの打ち直し、増し打ち等により直す。※サイディングの一般的な補修■対応する不具合・不具合:降雨による漏水。・原因:経年劣化。直射日光と、屋外と壁内の温度差による反り。壁内結露を起こし、サイディングの裏に水分を含んでいる場合は、大がかりな工事となる。■工事の手順レベル11.事前準備1サイディング基材の反り、あばれの状況を確認する。・反り・あばれの位置はどこか。(部分的か全体的か)・釘の打ち忘れや浮きが無いか。2.先孔加工1増し打ちする位置を決め、ドリルで先孔をあける。・先孔径:皿板ステンレスビス使用時=(ビス径+1.5mm)。2ビス頭パテ処理用の座彫りをする。・増し打ちする位置は、下地のある位置とし、規注意点3.増し打ち1皿板ステンレスビスを打ち込む。・金具留め施工の場合は、打ち込みを加減し、サイディングが沈み込まないように調整しながら行う。2くぎ(ビス)の打ち忘れがある場合は、所定の位置にビスを打つ。・金具留め施工の場合は、サイディング裏面に空間が空いた状態となっているので、ビスを打ち込み過ぎるとサイディングが沈み、割れ等の破損につながるので注意する。4.打ち締め・打ち直し1もとのくぎ(ビス)が浮いている場合は、打ち5.パテ埋めと補修塗料によるタッチアップ1必要に応じてパテ埋め後、ビス頭に補修塗料でタッチアップする。6.最終確認1清掃を行う。2全体の仕上がりを確認する。・ビス留めの位置は、胴縁等下地があることを確認し、サイディングの柄や溝の位置を等を考慮して決める。長手方向の位置は、原則として両端部及び中央部の三箇所となるが、反りの状況により決める。備考・パテ埋めとタッチアップの補修の注意点として、1座彫り部のパテ埋めは、サイディングメーカーの指定するパテを使用し、できるだけ目立ちにくいようにパテを小さめに充填する。2パテ材の仕様書が定める乾燥時間を守り、パテ表面を硬化させる。3サイディングメーカーの指定する専用の補修塗料を使用し、できるだけ小さめにタッチアップする。<出典>日本窯業外装材協会「サイディングの維持管理はどうするの」176