タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

ンスペクション、「3性能向上インスペクション」に分類し、そのうち1の一次的なインスペクションを対象としている。1)ガイドラインの検査対象「住宅本体の構造・防水に関する部分、配管」のアクセス可能な範囲(小屋裏・床下は点検口から)の目視を共通的に検査すべき内容としており、構造材や外装等の部位ごとに劣化事象の例と検査方法が挙げられている。中古住宅の売買価格の査定方法や、設計図書の有無に依る所が大きい建築基準法の違反の有無の判定は、ガイドラインの対象外となっている。2)検査人の客観性や中立性の確保検査人の客観性や中立性の裏付けとして、資格・実務経験や受講の有無に関する情報開示についても、盛り込まれている。中立性の確保の点では、リフォームの強要など消費者に不利なことがないように、自分が売主になっている物件のインスペクション業務の禁止、中古住宅の売り主との資本関係、リフォームや建設業務を行っていることなどの情報開示を遵守すべき事項として謳っている。3)建物検査のニーズ国土交通省によるインスペクションに関するアンケート調査では、中古住宅の購入経験者の約4割、購入予定者の約6割が建物検査の必要性を感じている。しかし、売却経験者では約2割しか必要性を感じていない。事業者に対するアンケートでは、インスペクションの実施に関して、工務店の9.8%が「実施している」、44.6%が「実施する可能性がある」との回答になっている。現段階では、消費者間におけるインスペクション自体の認知度が低い。ガイドラインを活用することによって、インスペクションの必然性の理解や検査技術が向上することが期待されている。既存住宅インスペクション・ガイドラインの内容(抜粋)現況検査の適正な実施について●検査対象住宅の基礎、外壁等のひび割れ、給排水管の詰まりなど、非破壊・目視・計測等で確認できる劣化事象(要望により擁壁等も検査)●対象外・瑕疵の判定・耐震・省エネ性・法適合性・設計図書との照合現況検査の手順11.依頼主にもらう書面:依頼書/住宅の基本情報/居住者の承諾/立会人(売主等)の氏名等2.契約書面の確認事項:料金/検査方法/検査人の免許/検査業務範囲/中立性(兼業の情報、住宅仲介の宅建業者との資本提携等)/留意事項等2記録内容:検査担当者/検査立会人/日時・天候/記録写真・チェックリスト/検査不可能な部分の写真等3報告書の内容:2の記録/1の検査対象住宅の概要/検査結果/留意事項検査人/公正性のための遵守事項/情報開示検査人:資格/受講履歴/実務経験がない場合現況調査への同行の推奨遵守事項:法令順守/客観性・中立性の確保等HP等で開示:所在地・連絡先・免許等/検査項目、料金体系等/所属検査人の資格/兼業の情報等検査に出してもよい金額購入予定者の回答より新耐震戸建で平均5.8万円。3~10万円が多い。新耐震以前の戸建は平均5.6万円。事業者49%51%売主54%46%購入予定者71%29%購入者76%24%0%20%40%60%80%100%知らなかった知っていた中古住宅の建築検査(インスペクション)の認知度8