タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
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職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
(2)サッシリフォームの注意点1取付け下地の強度リフォーム前に比べ内窓の追加や複層ガラスの採用により重量が増加します。このため、かかる荷重に対し窓下地の強度が不足している場合は、サッシが変形し開閉しにくくなったり、気密性低下、ガラスの破損、サッシと既存外壁廻りのシール切れによる漏水などが生じたりする可能性があります。あらかじめ、設計図書、及び現地で事前に調査し、補強材を設置することが必要です。部位別計画の立案リフォーム計画の立案サッシ図31窓の下地補強2防水性の確認サッシの交換の際、既存外壁との取合い部分の防水工事に不備が生じ、雨水等の漏水が発生するケースがあります。防水に不具合が生じないようシールや防水の措置を行います。3リフォーム手法ごとの注意点1)後付けで内側にサッシを取り付ける内窓は、引違窓や上げ下げ窓の場合に採用できます。内倒し窓、滑り出し窓など開閉時に建具が室内側に入るタイプの窓には適しません。また、内窓を取り付ける額縁と内窓サッシとの間に隙間が生じないように、あらかじめ額縁サイズ現場調査とそれに合わせ、メーカーと十分に打ち合わせて内窓サッシを制作します。2)複層ガラス障子への取替えガラスが厚みが増したことにより、建具の開閉の重さや網戸の取り付けなどに支障がないか事前に確認します。空気層を真空化した「真空ガラス」は板厚が薄いため、取り付け可能な場合もあります。95