タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

(2)リフォームの要求の多様化リフォームのきっかけの多くは、その住宅の老朽化によるものとなっています。リフォームを行った住まい手の約5割がこの老朽化によるものであり、設備機器や水廻りの改善が約3割と続いています。その求める結果が、機能の修復だけでなく「住宅の長寿命化」や「住み心地の向上」といった継続して利用するために住宅性能を高めたいという、積極的に住環境を改善する事を目的とする住まい手が増えてきているのが現状となっています。現況工検事査計か画らの提案このグラフは、リフォームを行うにあたって動機について戸建て住宅を対象に調査したデータです。(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会がH25年に行った「インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査の第8回報告書」から作成)リフォームの動機は、「設備機器の損傷・老朽化・劣化」が5割を超え、老朽化によるリフォーム需要が高いことが分かります。また、「間取り・水廻りの改善」が約30%となり設備機器の劣化と併せると、水廻り等の改善を望む需要も高い状況が伺えます。また、高齢化に向けた対応についても35%を超えており、リフォームを検討する住まい手の高齢化も推測できます。これは過去に行われた同様の調査でも同様の傾向となる結果が得られています。また、リフォームの動機として「家を長持ちさせるため」「不満はなかったが良い住宅にしたかったから」など、継続して利用するための住宅性能を高めたいというニーズもあり、積極的に住まいを改善したいと考える住まい手がいることも伺えます。5図3 2008年の調査データ