タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
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職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
●在来浴室・洗面脱衣室・トイレのバリアフリー・リフォームの事例下図は60歳代の夫婦のお宅のリフォームの事例です。在来型浴室部分の木材が腐朽していたため、腰まであったブロックを壊しユニットバスに交換するのに合わせ、浴室内に手すりを設置し、将来の車いすの使用や介護に備えた洗面脱衣室とトイレのワンルーム化を行いました。洗面カウンター:いすに座っての着脱衣動作や介助スペースを考慮し、カウンター前は1050m程度のスペースを確保します。椅子や車いすが入るように、洗面器は足元が空いているものを採用し、あふれ面の高さは750 mm程度とします。出入り口:介助者のサポートや車いすの進入ができるよう内法有効幅800 mm以上確保し、身体の安定がやすい引戸を採用し、転倒を防止するために床の段差をなくします。トイレ:便器への立ち座りを支える竪手すりを設置し、座った姿勢を保つための横手すりやアームレストを設置すると共に、介助スペースを確保するために、便器の側面と全面に500 mm程度のスペースを確保します。このように、トイレ、洗面・脱衣室、浴室は一体的にリフォームすると効果的です。図24浴室・脱衣室・トイレリフォームの例76