タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
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職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
加えて、今後の建物性能に関わる以下の状況についても可能な限り調査します。できれば、基礎の上端に糸を張り基礎の傾斜を調べ、沈下等が起きていないかを確認します。また、雨漏り跡などが見られればその原因究明、床や壁の傾斜の原因の究明などがそれに当たります。できれば使用をあらかじめ決めて自社仕様としてチラシなどのペーパーにしておくと説明が楽になります。・特に、工事範囲、手をつける範囲を図面に色塗りするなど分かりやすくなります。・関連工事範囲、配管の移設や取替えなど、なぜ関連して行わねばならないかなど。・オプション工事範囲、使用に際しての問題はないが、コンセントカバーなどの回りがきれいになると目立つものなどの同時に工事を行っておいた方が良いものなどがこれに当たります。図12チラシの例(5)業者の数を絞るか多能工を育成していく見積もり金額の違いに大きく響くのも計画立案です。多種の業者を必要とするリフォームは、自ずと金額も嵩みます。左官をどうしても使用するのであれば、思い切ってすべてを左官に任した仕上げにするなどの工夫が必要です。多能工の例で行けば、便器の取替えを行いトイレのクロスとフロアを一人で手が駆られれば1人工で済みコストが安くなると同時に競争力が増します。大工工事を基本とした多能化に取組むのがこれからは、必要です。52