タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
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職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
(5)資金調達に向けた提案のポイント1資金額(予算)の予測(希望工事規模から予測、確認)リフォーム工事の多くの場合、お客様は一定の予算計画が出来てから、リフォーム工事を検討するのが殆どです。その上で、資金内での工事を想定し希望工事を決める事になります。提案者は、その事実をベースに工事予算の推定を行い、確認する必要が有ります。その予測をするために、リフォームローンの知識や税制優遇の知識が必要になります。その提案や優遇額のシミュレーションを行う際にお客様に費用の大枠を確認が可能になりますまた、ヒアリングを行いリフォームの計画を行う際に概略の工事金額を算出し、お客様の予算内にあてはまるかの確認をすることも必要です。ヒアリングのタイミングであれば「この工事範囲であれば、概算で○○ぐらいかかりますが、結構ですか?」聞くことも有効です。但し、概略の幅が大きくずれるわけにはいきませんから、自社の工事別予算の把握が必要になります。また、金額そのものよりその算出方法への理解が必要でしょう。住まい手にとっては、相見積りを取ったら同じ工事を依頼しているのに、何故、根拠になるべき数量が違うのか、解らないのも当然かもしれません。同じ結果を想定しているのですから。しかし、建材の仕様ロスに対する考え方や梱包単位での発注しか出来ない建材などによって数値に違いが出るのは当然ですし、採用する工法によっても違いが出るでしょう。2優先順位の確認一定の予算計画が出来てから、リフォーム工事を検討する場合、資金内での工事を想定すると、希望するすべての工事ができない場合があります。このためにも、複数の工事や広範囲の工事になることが推測できる場合は、リフォームの優先順位の確認は必ず行いましょう。この会話の中で、大まかな予算の確認や予測ができる場合があります。48