タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

1-5資金計画(1)資金計画のポイントリフォーム工事の場合、お客様が用意される予算によって工事の内容が左右されます。お客様が希望される工事内容が予算計画と釣り合っているかが、大きなポイントとなります。また、付帯工事や必要経費などリフォーム工事には工事に直接関係がないとお客様が考えている費用もあります。この部分の説明がされずに見積書の段階で提示することでお客様の不信をさそうことがあります。このためにも、リフォーム工事に係る工事外の費用(手数料)等の明文化も必要になります。これは、後のトラブル回避、資金計画の算定、工事の絞り込みを行う為にも必要です。一般的に諸経費や範囲外工事などもこの部類になります。以下の表記で提案される場合が多いようです。1諸経費事務所経費、交通費、駐車場代、資材置場等の費用。現場管理費、設計費、仮設工事非、各種申請費以外を一括して纏める場合が有る。全体工事費に対して一律の係数をかけている場合が多くあります。2現場管理費工事現場の工事管理、進捗管理、資材業者との調整等にかける費用等の説明をされる場合が多い。全体工事費に対して一律の係数をかけている場合が多くあります。3一般管理費上記、諸経費と同様の内容。現場管理費と一般管理費の2項目に分けて、使用する場合が多い。説明では、施工現場に於ける安全経費、状況次第では役所へ出す書類等の作成費、近隣住民への挨拶時に使用する簡単な粗品経費などがあります。4設計費該当するリフォーム工事に関わる設計費、工事の規模、内容で記載する場合があります。5仮設工事費リフォーム工事に必要な足場、養生、仮設トイレ費用、警備員費用等の費用を一括して纏めて仮設工事費とする場合が多い。纏めずに、ほかの項目も計上する場合は、含まれる内訳を記載するようにします。6養生費用工事対象外部分や影響を受ける近隣に対して、傷や汚れが付かないように保護を行う資材や手間の費用があります34