タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

5断熱材の設置の種類断熱材の施工方法には、おおまかに充填断熱工法と外張断熱工法があります。床・外壁・天井、屋根等の部位ごとにそれぞれ施工方法があります。1)床・基礎のリフォーム床・基礎の断熱リフォームには、床断熱と、基礎断熱の方法があります。・基礎断熱基礎の外側もしくは内側に、ボード状のプラスチック系断熱材を施工します。断熱材は、接着剤、コンクリート釘等により固定します。外張りでは、モルタルやサイディング等仕上げとします。基礎断熱では床下空間を熱的に室内として扱うため、外気が入らないように換気口を塞ぎます。・床断熱フェルト状もしくはボード状の断熱材を根太や大引間に充填したり、現場発泡断熱材を施工する場合もあります。床下に潜り込んで施工する方法では、既存の仕上げの撤去は不要です。断熱材のたるみが生じないよう受け材を設置して断熱材を固定します。2)外壁のリフォーム充填断熱と外張断熱の方法があります。・充填断熱フェルト状もしくはボード状の繊維系断熱材、もしくは現場発泡断熱材を柱や間柱の間に充填します。あわせて、防湿層や気流止めを設置します。・外張断熱一般的にボード状のプラスチック系断熱材を使用します。モルタルなど外装材を撤去せずに断熱材、外装下地材を釘等で柱、間柱に固定する工法もあります。142