タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
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職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
5)小屋裏収納4寸や4.5寸などある程度勾配を持った切妻の小屋組みならば、屋根裏を利用した収納スペースがつくれる場合があります。高さは基準法で1.4mまでとなっていますが、大きな収納スペースが生むことができます。この場合は、天井断熱ではなく垂木間断熱や屋根断熱が必要になりますし、小屋裏の他の部分の換気の計画や、小屋裏収納部分の換気の計画が必要になりますので、注意してください。6)壁面収納壁面全体を収納にする方法で、収納するものに合わせ奥行きを持たせ、床から天井まで棚を設けられるので、かなりの収納スペースが確保できます。扉をフラットにしたものは、壁と同じように見えるのですっきりと室内が整理できますし、居間などであれば、一部分の扉を付けずにテレビなどを組み込むことができます。注意点は、コンセントが必要かとか、夜ものを取り出す時にうまく照明が当たらないと暗くて良く見えないなどのことに注意することです。7)洗面・脱衣室等の収納この頃の洗面ユニットは、吊戸棚や壁面収納がつけられるタイプのものが多く出ています。洗剤やシャンプーの買い置き、タオル、トイレットペーパーなど、結構様々なものがあるので、これも可能な限り工夫して有効にスペースが活用できるようにしたいものです。8)その他の収納この頃便利に使われているスペースにシューズクロークと食品庫があります。シューズクロークは、玄関の土間部分に連続して畳1帖ほどのスペースを設け、床から天井まで奥行き300の棚を付けたもので、靴の収納以外にもお父さんのゴルフバックや子供の野球用品などスペースが許せば、使い勝手が良いものです。食品庫は、キッチンまわりの壁で、耐力壁になってない部分で、壁の奥行きを利用して作るものや、勝手口まわりを工夫して作るものなど様々ですが、900幅でも、これも床から天井までを有効に利用するとかなりの収納量が稼げて、住まい手に喜ばれます。部位別計画の立案リフォーム計画の立案(2)部屋ごとの収納に関する注意事項キッチンは、実際様々な大きさのものが置かれます。大皿やホットプレート、鍋の中でも中華鍋やフライパンなどの大きなもの、普段つがいする中ぐらいの大きさの食器類、小型の調理器具や調味料など小さなものの大きく分けて3種類があります。それぞれに合わせ3種類の奥行きの収納スペースを用意することが必要です。図63キッチンの収納収納ス設ペ置ースの135