タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

3引戸引戸は、開けたままにすることが多い開口部に最適な開閉方式です。開き戸と違い、開け閉めの空間を必要とせず、ある意味、開けた時に建具が壁の役割をするので、多様な部屋の使い道ができます。ただし、音がうるさいなどの防音的には扉の方が、隙間が少なくすぐれている面もあるので、注意を要します。また、下枠にレールを必要としない上吊りの建具などでは、高齢者でも軽く開けられるなどバリアフリー的にも優れたものです。ただし、引き代となる控え壁が必要になるため、壁面がないと付けられません。開き戸、すなわち扉は、開け閉めするスペースが必要で、身体が元気なときはあまり意識していませんが、結構、身体の位置を変えるなど運動が伴います。こうしたことによりバリアフリーの観点から、最近は、開き戸よりも引戸が選ばれる傾向があります。引戸への変更で気を付けたいのが、小さなお子さんがいる時です。この場合には、手ばさみ等の危険があるので、できれば、閉まる途中にブレーキがかかり、ゆっくり閉まるブレーキ部品を取り付けることを考慮します。部位別計画の立案リフォーム計画の立案室内建具図48片引戸図49引違戸図50 2枚両引戸119