タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編
- ページ
- 120/156
職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の120ページ目の概要です。
各ボタンで、目的のページを開いてください。
職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の120ページ目の概要です。
各ボタンで、目的のページを開いてください。
職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合
洗面・脱衣室も、入口の引戸を3枚引きなど車いすになっても、そのまま入れるような工夫も有効です。洗面器には下部が空いていて座って洗面やシャンプーができるタイプがあります。これは車いすでの使用にも対応できます。また、洗面器にリフターが付いており使い人に合わせて高さが変えられるものまで出ています。図44昇降機能付き洗面ボウル(TOTO住宅&パブリックカタログ2015、p344)図45左:椅子や車いすに座ったまま使える洗面台、右:昇降機能付き洗面ボウル(TOTO住宅&パブリックカタログ2015、p339、344)4床仕上げについて床を無垢材のフローリングで仕上げることは、気持ちの良い選択です。特に、ヒノキの無垢材などを使うと、木の香りも良く気持ちも安らぎます。しかし、高齢者になると状況によっては、おもらしをしてしまうなどの状況も出てきます。無垢材の床にワックス等をかけ撥水性を高めることができますが、目地の間などに入ったものは、完全に除去できずに、染み込んで臭いを残す原因となったりします。こうした状況が、考えられる場合には明るい感じのフローリング柄の長尺シート張などの採用が有効です。いざとなれば、モップで掃除ができるなど、日頃の清掃が簡単に済みます。また、部屋への出入口も下部にレールや溝のない上吊式の引戸が出入りを楽にしてくれます。116