タイトル:職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編

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概要

職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編 の電子ブックです。平成29年度発行 編集・発行 一般社団法人 全建総連リフォーム協会

●お客様との訪問約束が取れなかった場合お客様にご連絡を入れても必ず訪問約束が取れるわけではありません。どうしてもお客様のご都合がつかない、何も問題を感じていないのでわざわざ来てもらう必要がない、と答えて訪問約束が取れないこともあるでしょう。このような場合は、無理に約束を取るようにするのではなく違うアプローチも必要です。「承知いたしました。しかし住宅の場合、築後10年以上となりますと目に見えない部分等の劣化による傷みも始まります。破損してから修繕を行う方がより費用がかさむ場合も多々ありますので、住宅の点検や補修の時期を分かりやすく書いた資料とご自分でできるメンテナンスの資料を弊社よりお届けしますのでご一読ください。資料には弊社の連絡先を記載しておりますので気になられた点があればご遠慮なくご連絡ください。また、弊社よりご連絡差し上げますので今後ともよろしくお願い致します。」上記のように、話をしてお客様がご不在の際に各資料をお届けすることをお伝えいただき時期を見て改めてご連絡をすることを伝えてください。表現は、どう伝えていただいても結構ですがポイントは、「今問題を感じていなくても、築10年以上たつと必ずどこかしら、傷みが発生してくる」「気が付かずに破損した場合、点検補修をした際より費用がより嵩む傾向がある(破損の結果、補修対象部位より浸水等によって補修範囲が広がる)」「関連資料を届けてあらためてご連絡する」点をお伝えください。資料のお届けですが、郵送でも構いませんが出来ればご担当者の方が直接伺ってポストに投函ください。その際に、周辺の確認や外から目視でわかる部分など簡単に確認できる部分(玄関・屋根・外壁等)のチェックをしておくと後日お客様にご連絡を入れた際の話の切っ掛けとして使えます。状況によっては、お電話の際に「軽く外部の目に見える部分を確認しておきます。」とお伝えしておくと安心して確認できます。住まいのメンテナンスサービスを行う上で、必ず行って戴きたいのは「ご不在で資料を届けた場合、必ず後日連絡を入れる。」ことです。決して、放置はしないでください。資料を届けて終わりではなく、資料を届けた段階から始まるとお考え下さい。お届けする資料として、下記のものを同封ください。1、挨拶状(担当者連絡先記載)2、住まいのメンテナンスサービスのご案内(P20、参考資料参照)3、住まいのメンテナンスサイクル4、住まいのお手入れカレンダー・季節に合ったお手入れチラシ※お手入れのチラシは各種用意しています。該当するものを選択ください。―28―