タイトル:職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編

ページ
22/124

このページは 職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編 の電子ブックに掲載されている22ページ目の概要です。

「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。

概要

職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編 の電子ブックです。平成29年度発行 編集・発行 一般社団法人 全建総連リフォーム協会

●記憶から記録へお客様情報の整理を行う事は、顧客訪問を行うために必要な作業となります。個々のお客様のことを思い出しながら整理をしていくと「忘れていたこと」や「気になっていたこと」などを思い出すことが出来てその対応方法等の準備が可能になります。例えば、新築やリフォームを行った際に「お客様がこだわっていたポイント」や「次のリフォームはどこの箇所を行いたい」と言っていたことなど訪問の際にこだわられた点の状況の確認や現状への不満・不安の確認などに活用できます。また、新築やリフォームを受注した際の資金計画の内容によっては「資金的に余裕がある可能性が高いお客様」の想定が可能です。(自己資金比率やローンを活用しないリフォームなど計画的な資金準備が可能なお客様)その他、家族構成の変化が想定できるお客様も多々いらっしゃいます。子供の進学や就職などによる間取りの変更や改修の需要があるお客様もいらっしゃいます。顧客カードを作成する中で、思い出すことでこれらに対する準備や提案内容の想定も可能になります。もちろん全ての顧客カードの内容が埋まることは無いでしょう。殆どのお客様の場合これから顧客カードを充実させていく事になります。その中で、記憶に残っていることは、それだけ印象が強かったことになります。築年度や住設機器の仕様年数などと共に訪問の優先順位をつける際の重要なポイントになります。「記憶から記録に」これは、今後の顧客管理を行う際に重要な作業になります。―18―