タイトル:認定職業訓練校の実態調査 2016年実施

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概要

認定職業訓練校の実態調査 2016年実施 の電子ブックです。全国建設労働組合総連合 技術対策部 発行(2016年10月31日 初版)

(4)指導員-自由回答Q、貴職業訓練校独自の指導カリキュラムはありますか。あれば特徴を教えてください。・教科ごとに担当講師が独自に作成しているが、訓練校としての指示はない。したがって、指導員、講師の力量が問われている模様。訓練生も素人ではない。・2年間、週末だけの授業の中で建築全般で大事なポイント、科目は徹底して掘り下げる。・実技において在来軸組工法の実物スケールにて行っている。年間約半分をそれに費やし、最終的に建て方まで行う。・現場にあった指導で現場に生かせるカリキュラムにしている。・建前の加工を実寸大で取り組んでいる。・小規模だが、実物大の木造建築物の構造体1年~3年に分担して作成している。・1年生は基礎訓練を徹底的に行う。道具作り、三角関数。2年生は小屋組みを中心に勾配について。3年生は棒、振れ墨、四方転びの墨付・他校との比較をしていないのでわからないが、軸組、小屋組のスケールダウンしたもの(階段等)を取り入れている。・実技教科書を基本的には使用するが、オリジナルに課題を作って指導している。・職業訓練用教科書に添って説明。特に変わったところはなし。・夏期訓練(4月~12月)は月2回~3回、冬期訓練(1月~3月)は毎日。多雪地域の特性を生かした訓練日程の実施。・2級配管技能士受検用の科目。1実技の材料拾いの方法について、拾い方、問題の提出2学科試験の問題の解答及び説明。・しっかりしたカリキュラムはない。組合や訓練校などでどのような技術が大事かを話し合ってカリキュラムを作っていくことが大事。・紋禄を使い多形飾畳の作製。・1年~3年生は、学期中は担当の先生が基本を指導。2~3学期は自由に1~3年生を指導できる。1年生は工具直し、工具の使用方法、柱柄、土台、火行、接手、仕口の練習。2年生は小屋組加工と、2級図面と加工、3年生は小屋墨付と、隅木、鼻板と広小無、垂木、墨付加工。・在学中に各種の検定試験に挑戦させ、修了までに合格するよう目標を持たせた指導。・徐々にレベルを上げ、正確なものを作る。個人差があるので遅れた生徒には差がつかないよう気にかけて指導。・基礎、基本をしっかり指導している。しかし時間数に制限があって十分にできていない。演習時間があまりない。教科書の内容が良いものはそのままやって、不十分なものは独自の教材を作ってやっている。・製図CADについて。参考図を独自に作成して指導、解説を行っている。38