タイトル:地域型木造住宅取組事例集 東ブロック編
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地域型木造住宅取組事例集 東ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会
地域型住宅の名称北陸型木の住まい所在地富山県グループの名称北陸型木の住まい研究会グループ番号04-0144-0195代表者所属先株式会社中田工務店業種施工事務局事業者名ウッドリンク株式会社業種プレカット構成員主要供給地域Ⅰ原木供給16社Ⅴ設計1社Ⅱ製材・集成材製造・合板製造18社Ⅵ施工142社Ⅲ建材(木材)流通6社Ⅶその他1社Ⅳプレカット加工2社北陸地域(富山県・石川県・福井県・新潟県)使用地域材北陸優良スギ材(合法木材)、合法木材共通ルール○北陸の気候特性に合った家づくり北陸地域は、日本有数の高湿・多雪地域であり、積雪期間が長いため、積雪時に地震が発生する割合が高い。また、北陸地域は古くからスギ材を建築材料に活用する文化があり、各県固有のスギ材を保有する地域である。これらのことを踏まえ下記の共通ルールを設けて、北陸地域に最適な「木の住まい」を提供する。・積雪時の地震・余震対策として、剛床性を考え、24mm以上の剛床仕様とする。また、面材耐力壁仕様とすることで、建物全体がモノコック構造とする。・湿気・結露対策として、極めて吸水性の低いボード系断熱材(床・基礎・壁・天井・屋根)を使用し、気密施工を行なう。また、断熱材の外側は、通気工法(床下・外壁・小屋裏)とする。・積雪荷重や特殊荷重を考慮し、柱や梁などの構造材は、許容応力度設計を実施。・家族が集まる空間(リビング等)の開口部には850mm以上の「深い軒下空間」を確保することで、日射遮蔽効果を高める。ただし敷地の関係上深い軒下空間の確保が難しい場合には、窓ガラスに遮熱タイプのLow-eガラスを使用することで、日射遮蔽対策とする。・新建材により、無機質になりがちな住宅の表情に木(有機質)のぬくもりを与えるため、住宅の仕上材の一部に「北陸優良スギ材」を使用する。・主要構造材(柱・梁・桁・土台)に使用する木材のうち、50%以上を地域材とする。180