タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編
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リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会
リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ現場編2トイレ周りの水たまり問い合わせ洋式トイレの便器周りの床に水染み跡がある。配管ミスで漏れているのではないか。原因の例最近のトイレは密閉型の排水管を使っているので排水管周りからの漏水は考えられません。しかし、施主の思い込みにより水漏れを主張されることがあります。原因として、小水が便器を伝わって、床にたまるといった事例が多く見られます。その旨を伝えてもなかなか納得してもらえないことがありますが、においをかいでみるとか、便器表面を伝わる跡を探すとか、便器表面をウェットティッシュで拭き取るなどするとその跡が確認できます。それを見せると納得いただけるのではないかと思います。この他、洗浄便座のホース接続部分から水が垂れてたまっていた事例もあります。たまっていた水ににおいもなく、便器に伝わった跡もなかったことから、よく調べたところホースを触ったとたんにぽたぽたと垂れ落ちてきました。触らない状態ではホースを伝わってわずかに滴下している状態でした。対処方法いくつかの原因が考えられるため、先入観を持たずに全体を詳細に観察しましょう。小水が原因の場合は、特に男性が座って用を足す際に生じやすいため、使い方について説明する必要があるでしょう。温水洗浄便座のホースからの場合、漏水箇所により接続部分の交換で済む場合と便座全体を交換せざるを得ない場合があります。使用年数によっても異なりますが、初期不良であれば保証期間であるため無償交換が可能でしょう。ロータンクの場合、タンク部分への結露、配管部分の結露、配管接続部からの漏水などが考えられます。ロータンク内での給水ホースの外れによりロータンク内壁へ水が直撃し跳ね返りが蓋に伝わり、その水がロータンク表面を伝わり床にたまるといったことなどがありえます。原因がわかればその原因に応じた対応ができるでしょう。69