タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第1章施工時の心得(戸建て住宅)21現場の安全を確保しよう外壁や屋根の工事に当たっては、外部足場を組みます。工事に興味のある施主は、足場に上っての見学を希望されることもあります。その場合、施主だからという理由で、自由に見学いただくようにしてしまうと、危険に対する認識を持っていない方の場合、足場に頭をぶつけたり、転落したりする事故を起こしてしまうことがあります。また、屋内の見学であっても、はしごを登ったり、2階を歩いたりする場合、安全対策を講じてないと、同様の事故が起きることがあります。これは、施主だけのことではなく、現場に入場する全ての人にあてはまります。そして、けがをした本人だけの問題ではなくなることもあります。足場からの転落などで救急車を呼ぶと、労働災害の可能性を捜査するために警察も現場検証に来ることがあります。その対応をする間工事が中断するなど、工程にも影響を及ぼしかねません。また、施主がけがをしてしまったり、職人がけがをしたりすると、縁起が悪いという印象がつくこともあります。現場の安全管理は、事業者の責任でもありますので、特にダメージが大きくなる転落に対する対策は十分に講じる必要があります。具体的には、現場入場者のヘルメットの着用、転落の可能性がある床開口周囲に手すりの設置、はしごの固定など、危険を見越して対応できるよう現場の中の危険について知識を増やし対応するよう心がけましょう。42危険が残る管理はしごの固定と手すりの設置で転落防止