タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編
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リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会
リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ現場編20現場管理の基本「5S活動」この活動を怠ると施主の印象が悪くなり、工務店のとしての信頼が低下していきます。工事に携わる全ての人に、現場での基本「5S活動」を指導していく必要があります。S-1整理がなされていないとどのようなことが起きるでしょう?必要のないものが現場の中に置かれてあることで、作業効率が落ちたり、危険であったり、良いことは一つもありません。現場で必要なものかどうかの判断を行い、不要なもの不必要な量は持ち込まない、持ち込ませないよう管理をしましょう。S-2整頓がなされていないとどのようなことが起きるでしょう?工事に必要な材料や工具がすぐに見つけられず、それを探すための時間を大量に消費して工期が遅れるといった弊害が出てきます。使用する順番を考えた荷の受け入れ、集積、養生を徹底しましょう。また、崩れたり、落ちてきたりしないよう、安全に配慮した置き方をすることも大事です。S-3清掃がなされていないとどのようなことが起きるでしょうか?現場が散らかっていたり、汚れていたりすると、見た目の良く無さもさることながら、切りくずなどに隠れた釘などを踏み抜き、けがをしてしまうこともあります。工具が汚れていれば仕上がりに問題が出たり工具が故障したりすることもあります。施主の評価を高めるため、仕事をやりやすくするためにも美しい清掃を心掛けましょう。S-4清潔にしていないとどのようなことが起きるでしょうか?使用する道具にごみや汚れが付着したまま使用したり、車がごみだらけであったりすれば、施主や近隣にいい印象を与えません。手入れをした工具を使用して、プロとしての印象を保ち、洗濯をして清潔にした衣類を着用するなど、身なりにも注意を払いましょう。S-5しつけが行われないとどのようなことが起きるでしょうか?言葉遣いや話し方、服装、整理整頓、電動工具の使い方などの教育に取り組んだとしてもそれが実現できなければ、施主や近隣からのクレームが入り、必要な材料を探すために余計な時間を使い、誤った工具の使い方をすることでけがをするといったことが起きます。そうならないようにするために、正しい知識と意識を教え、教わった側も確実に実行するように指導しましょう。41