タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編
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リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会
第1章施工時の心得(戸建て住宅)6長電話をしない住みながらの現場でプライベートや別の現場の話を延々としていると、当然施主の耳に入り、自分の家の工事時間を使って他の現場の仕事をしていると受け取られかねません。これが一度ならまだしも、現場に来るたび毎日同じようなことをしていると、不信感や不満が募ります。施主もしばらくは我慢していると思いますが、現場の実態を知らない現場監督が来て、工事が終わらないので工期を延長させてほしいと通告したりすれば、「あの職人は、毎日、来てすぐに長々と電話を、それも我が家と関係ない電話をしていて、工事を始めるとすぐに休憩時間で、まともに仕事をしていない。それで工事が間に合わないから延長してくれとは何事ですか。」と、クレームにつながることもあり得ます。そうならないよう、現場関係者全てに当該現場に関係する以外の電話については、休憩時間や昼食の時間、あるいは仕事が終わってからゆっくりと行うよう指導をする必要があります。この指導の徹底というのがなかなか難しいのですが、決まりだからただ守りなさいというだけでなく、前述の失敗例などを聞かせて、そうならないためにどうするかということを考えさせつつ、自分で理解するよう促すことも実践へつながる道になるのではないかと思います。施主の印象何度も無関係の長電話を見せられると、我が家の工事の時間を他の現場の話で消費して、引き渡しが遅れたらどうするんだ?とか、我が家の工事は軽く見られているという不満や不安が湧き起こる。その結果この職人は我が家の工事に対して熱心でないので変えてほしいという要求や派遣者としての工務店に不満が発生することもありえる。工事時間中に込み入った話になりそうな電話が入った場合、概要を確認して、昼食の時間や休憩時間に折り返す旨を伝えて、作業時間内の長電話は極力避けるように指導しましょう。20