タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
構造軸組2-11腐朽した材の交換(根太)工程床仕上げを撤去して、腐朽、あばれが生じている根太を交換する。劣化の補修(レベル2)不具合床のたわみ、床鳴り、床振動※工程に示した以外に断熱・気密・防湿、設備等の解体を行った際は、復旧工事も必要なので注意する。?関連工事1:(床)「2-1~3」1養生2仕上材の撤去3根太の撤去4根太の取付5仕上材等の復旧6最終確認12養生1.工事範囲や通路を養生材等により保護、養生する。仕上材及び下地材等の撤去1.工事箇所を最小限の範囲で取外し、交換する根太を露出させる。※必要に応じて施工後に点検口として使用できるように補修する。取外し箇所の例壁際:幅木/2段目胴縁以下のボード/1段目胴縁床:フローリング/下地合板※根太上に残った合板留付け釘を残らず抜き取る。※防湿層、断熱材がある場合にはこれも撤去し、復旧する。3根太の撤去1.腐朽、あばれのある根太を切り取る。(大引き~大引き、床梁~床梁までの間を切り取る。)4根太の取付1.大引きに根太掛けを取り付け、根太を既設レベルに合わせ取り付ける。※根太の交換は、その端部および中間部が支持材となる大引きまたは床梁に掛かるように行う。56仕上材及び下地材等の復旧<関連工事1>1.床下地板を張り、床仕上材を既設の仕上げに合う様張り付ける。最終確認1.水準器を用いて、床仕上面の水平を確認する。2.工事全体の仕上げを確認する。根太の交換間隔継手はり又は大引きとの取合い備考根太間隔は、畳床の場合は450 mm内外とし、その他の場合は300 mm内外とする。※根太間断熱の場合は、断熱材幅に根太間隔を合わせる。継手は、受材心で突付け継ぎとし、N90釘を平打ちとする。はり又は大引きとの取合いは、置渡しとし、N75釘2本斜め打ちとする。ただし、根太のせいが90 mm以上の場合は、大入れ又は渡りあご掛けとし、N75釘2本を斜め打ちとする。参考・図・住宅紛争処理技術関連資料集木造住宅補修方法編、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(図全て)・木造住宅工事仕様書、住宅金融支援機構77