タイトル：長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編　平成26年 一般社団法人JBN

この中で、リフォーム産業が抱える課題として、次の３点が挙げられ対策の検討や実施が行われている。１．建物の評価基準作りとインスペクションの実施対象となる建物の正確な評価を基にした流通の活性化と金融支援への適合の検討２．人材の育成大工・職人の激減の実情に向けて、各企業単体だけで対応するものではなく、業界全体の問題として捉え、官学・地域と事業者のマッチングによる育成まで検討３．対消費者を意識したリフォームの見える化「住宅リフォーム事業者団体登録制度」の実施。この登録制度は、更新制となっており、一定の要件を満たした住宅リフォーム事業者の団体を国が登録することにより消費者がリフォームを行う際の事業者選定の指標とすることが可能な体制を作る事を目的としている。?キーワードは、消費者を意識した「見える化」住まい手が、事業者選定の課題として考えている部分に、事業者にとって必要となる部分を同時に可視化する。この「見える化」した部分を消費者に事業者選定の判断基準として提供する。ここに一定の基準を設け、この基準を満たした事業者の団体を優良なリフォーム事業者の団体として登録するのが、前述した「住宅リフォーム事業者団体登録制度」となる。この「住宅リフォーム事業者団体登録制度」への登録に関しては、賛否両論がある事は理解できる。しかし消費者を意識した場合、この制度で見える化できる部分は、事業者にとって必要となる課題であることも事実である。事業者団体への登録を目的とするのではなく、地域の工務店団体としてリフォーム業が抱える課題に対応する事を目的とし、その結果をＪＢＮとして管理し消費者に広報する。これが、結果的に会員工務店のリフォーム事業対応の強化となり、市場の信頼を得る取組みとしていく。4