タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
※工程に示した以外に根太・大引、外装、内装断熱・電気・設備等の解体を行った際は、復旧工事も必要なので注意する。備考あと施工アンカーアンカーボルト座金平成13年国土交通省告示第1024号に基づき国土交通大臣が許容応力度及び材料強度を指定したもの。金属系と接着系がある。あと施工アンカーメーカーの仕様書による。防錆処置など耐久性の確認されたZマーク表示金物を原則として使用する。アンカーの設置1.筋かいを設けた耐力壁の部分は、その両端の柱の下部にそれぞれ近接した位置とする。ただし、ホールダウン専用アンカーボルト(注1)が取り付けられた場合は省略することができる。2.構造用合板等を張った耐力壁の部分は、その両端の柱の下部にそれぞれ近接した位置とする。ただし、ホールダウン専用アンカーボルトが取り付けられた場合は省略することができる。3.土台切れの箇所、土台継手及び土台仕口箇所の上木端部とし、当該箇所が出すみ部分の場合は、できるだけ柱埋設設置に近接した位置とする。4.上記1.~3.以外の部分は、2階建以下の場合は間隔2.7m以内、3階建の場合は間隔2m以内とする。※日本建築防災協会ホームページ評価実績(http://www.kenchiku-bosai.or.jp/evaluation/jisseki.html)に、改修用ホールダウン金物等の工法が紹介されている。5.あと施工アンカーは、鉄筋や埋込み金物類を避けて施工する。1.アンカーボルトの心出しは、型板を用いて基準墨に正しく合わせ、適切な機器などで正確に行う。2.アンカーボルトの取り付け、保持、養生等はメーカーの仕様書による。施工3.アンカーボルトは、衝撃などにより有害な曲がりを生じないように取り扱う。また、ねじ部の損傷、さびの発生、汚損を防止するために布、ビニルテープなどを巻いて養生を行う。接着系アンカーの場合には、アンカー筋を埋込み後、接着剤が硬化するまではアンカー筋に触れないように養生しなければならない。特に、上向き施工の場合には、アンカー筋が抜け出してくる場合もあるので、くさび等を養生打って脱落防止を施して養生することが必要である。接着系アンカーの養生時間は、原則として24時間とする。24時間以内にアンカー筋に力を加える必要が生じる場合は、メーカーの仕様書などを確認する必要がある。また、無機のセメント系の場合は、練上がり後の温度が5℃以上となるようにする等、適切な養生が求められる。筋かいとの取り合い等も考慮し、柱のほぞの代わりに接合金物を用いて柱を土台に固定する。なお、ドリフトピン等の径が大きいと割裂を起しやすいので、金物を使用する場合は、下記の端空き距離の確保など構造安全性のチェックを行なうこととする。他の接合金物<参考:ドリフトピンの端あき距離>寸法端あき7d縁あきer=3dドリフトピンφ1284 mm以上18 mm以上36 mm以上*1*2参考・図・住宅紛争処理技術関連資料集木造住宅補修方法編、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(図*1)・あと施工アンカー・連続繊維補強設計・施工指針、国土交通省・木造住宅の耐震補強のポイントと実務、日本建築防災協会・木造住宅の耐震補強の実務、日本建築防災協会・大規模木造公共施設の建築にかかる低コストマニュアル・事例集、岐阜県林政部県産材流通課(図*2、p191)75