タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

リフォームを行うことができる市場の環境整備を行い、中古住宅流通により循環利用される、ストック型の住宅市場への転換を図るために検討を進め、長期プランとして取りまとめられたものとなる。中古住宅・トータルリフォームプランでは、1中古住宅流通を促す市場の環境整備、2リフォーム市場の環境整備、3既存住宅ストックの質の向上の促進、4中古流通・リフォームの担い手の強化、5住環境・街並みの整備、の取組みを策定しており2020年までに中古流通・リフォーム市場の規模を20兆円まで倍増する事を目的としており、この方針に沿った施策が今後随時実行されていく。?サービスに対する要求の多様化住まい手(OB施主)が求めるサービスと工務店が考えるサービスとの間にズレがある。双方ともにコミュニケーションの強化という共通の意識は持つものの、住まい手が求める形と事業者が考えている形との間に開きがあるものと考えられる。住まい手が住宅の維持管理・メンテナンスに関する事や住宅に関する相談相手としての立場を期待しているものに対し、事業者側では、住宅のトラブルに対する対応を第一として考えている事から起こる開きではないだろうか。これは、事業者にヒアリングを行った際、OB施主対応に関し「何か問題が発生すれば連絡がある。連絡がないのは、問題がない証拠」と考えているのに対し、住まい手は「問題があるけど連絡するほどでは・・今度来たときに相談しよう」といった微妙なズレから起因してくる。結果的に、右グラフの様に工務店側は、自社のリフォームの50%以上がOB施主からの受注と考えているのに対し施主側は、他社への依頼が中心となっている現状からも伺える。地域における注目度が高い、地場大手各社がOB施主対応の専門部署を設置し、率先した対応を強調してくる中、現状の体制のまま移行するのには、問題があると言える。2