タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

※工程に示した以外に仕上げ、断熱・気密・防湿、設備等の解体を行った際は、復旧工事も必要なので注意する。8基礎天端をはつる10モルタル調合・打設13H型鋼・ジャッキ撤去16仕上材及び下地材等9基礎天端に型枠設置11型枠外し14土台設置の復旧12基礎天端の水平確認15アンカーボルトと緊結17最終確認8基礎天端をはつる1.コンクリートとレベル調整用モルタルの密着性を向上させるため、基礎天端のコンクリートをはつり、基礎天端表面に付着している破片等を除去する。※アンカーボルトの施工1.耐力壁や土台の継ぎ手を考慮してあと施工アンカー等を設置する。あと施工アンカーは「4-1無筋基礎補強」備考参照91011121314151617基礎天端に型枠を設置1.土台を緊結するすべての基礎天端の両側に、幅10cm程度の木板(貫板)を型枠として、(型枠は基礎の天端より5 cm程度以上高くなるように設置する。)接着剤又は釘で基礎立ち上がり部分に接着させるモルタル調合・打設1.レベル調整用モルタルを現場にて水と練り合わせる。※布基礎の天端をあらかじめ清掃・水湿し、セメントと砂の調合が容積比にして1:3のモルタルなどを水平に塗りつける。セルフレベリング材を用いて天端ならしを行う場合は計画による。2.基準点のレベルを基礎天端において計測器で示し、沈下の少ない基礎天端を基準にレベル調整用モルタルを打設する。自然に放置することでレベル調整用モルタルは水平になる。型枠外し1.レベル調整用モルタル打設7日後にモルタル表面が乾燥していることを確認して木板を外す。基礎天端の水平確認1.水盛管等を用いて基礎天端のレベルを計測し、水平であることを確認する。H形鋼・ジャッキ撤去1. 4~9の手順を逆に進めてH形鋼を抜き取る。土台設置1.建物の土台より上部にひずみが生じないよう5mm程度づつ順番に油圧ジャッキを調節しながら基礎に土台を設置する。アンカーボルトの位置と土台のボルト穴の位置を確認する。アンカーボルトによる土台の緊結1.アンカーボルトにナットを取付け、十分に締め付ける。なお、基礎天端調整により、アンカーボルトが短くなっている部分がある場合は高ナットと全ねじボルト等を使用し、アンカーボルトの長さを確保する。この際、高ナットの両側に通常のナットを締め、ダブルナットとしてゆるみが生じないようにする。仕上材及び下地材等の復旧以下の部分を復旧する。1.1階床におけるすべての束、床根太、下地材及び仕上げ材。(ジャッキアップで変形、傷んだ部分を含む)2.建物外周部の壁および土台に接する内部の壁における下地材、仕上材等。3.給排水・ガス管の配管、接続。4.台所流し等の設備器具の再取り付け。最終確認1.水盛管等を用いて建物全体の設置高さ、水平を再度確認する。2.器材及び資材を撤去・搬出のうえ、片付け・清掃を行う。参考・図住宅紛争処理技術関連資料集木造住宅補修方法編、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(図全て)51