タイトル：長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編　平成26年 一般社団法人JBN

構造基礎2-1布基礎底盤の拡大工程劣化の補修（レベル2）基礎荷重の作用面積を増大させることにより、接地圧を減少させるために、既設の布基礎にＬ形の断面形状を持つコンクリートを不具合基礎の沈下増し打ちし、沈下の進行を止める。1仕上材及び2基礎増打ち・※基礎天端レベル3仕上材及び下地材等の撤去養生の調整下地材等の復旧4最終確認12仕上材及び下地材等の撤去1.工事に干渉する既存部材を最小限の範囲で取外しする。（仕上材・下地材、建具、断熱材等、設備、配線・配管）基礎増し打ち・養生1.根切り・割栗等の地業・残土処分・埋戻し分袋詰め積置、捨てコンクリートの打設2.既設布基礎立上がり面目荒らし、あと施工アンカー（Ｍ12、L＝500）3.鉄筋工事（底盤）4.型枠工事（底盤）5.コンクリート打設（底盤）6.型枠撤去7.埋戻し※1設備スリーブ入れは鉄筋工事の次に行う。※2 1週間以上コンクリートを養生する。（寒冷期においては、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間以上はコンクリートを2℃以上に保つこと。）※基礎天端レベルの調整1.（沈下修復が必要な場合）「土台のジャッキアップ＋基礎天端レベル調整」によりレベル調整を行う。4-1「無筋基礎補強」備考（コンクリート打設）参照2-2「土台のジャッキアップ+基礎天端レベル調整」参照3仕上材及び下地材等の復旧1.撤去した部材を復旧する。4最終確認1.水盛管等を用いて建物全体の設置高さ、水平を再度確認する。2.器材及び資材を撤去・搬出のうえ、片付け・清掃を行う。撤去範囲の例1台所流し、洗面台、便器等の設備器具の一時取り外し。2内装材、外装材の必要な範囲。（ジャッキアップ等の変形避けるため、部材撤去後の強度に留意し、必要に応じ補強を行なう。）3建物外周部の壁及び土台に接する内部の壁における仕上材、下地板等。（基礎に土台を固定するナットの取外し、取付けに必要な範囲）・1階床の束、大引き、床根太4給排水・ガス等の設備配管の切断・先止め。48