タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

ページ
51/264

このページは 長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 の電子ブックに掲載されている51ページ目の概要です。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると手動で開きます。

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

モルタル塗り施工表面被覆工法下地処理養生下塗りラスこすりむら直し中塗り上塗り概要材料施工備考(作業のフロー)1 2高プ圧ラ洗イ浄マーの塗布1.下地は、塗り付け直前によく清掃する。備考22.コンクリート・コンクリートブロックなどの下地は、あらかじめ適度の水湿しを行う。3.木毛セメント板の下地は継目の目透し部にモルタルをつめこむ。1.施工にあたっては、近接する他の部材及び他の仕上げ面を汚損しないように紙張り、シート掛け、板覆いなどを行い、施工面以外の部分を保護する。2.塗り面の汚損や早期乾燥を防止するため、通風、日照を避けるともに、塗面には、シート掛け、散水などの措置をする。3.寒冷期には、暖かい日中を選んで施工する。気温が2℃以下の場合及びモルタルが適度に硬化しないうちに2℃以下になる恐れのある場合は、作業を中止する。やむを得ず、作業を行う場合は、板囲い、シート覆いなどを行うほか、必要に応じて採暖する。1.こて圧を十分にかけてこすり塗りをし、塗り厚はラスを被覆する。こては下から上に塗りつける。水引き加減をみて木ごてでならし、目立った空げきを残さない。下塗り面は、金ぐしの類で全面に荒し目をつける。2.塗りつけたのち、2週間以上できるだけ長期間放置して、次の塗り付けにかかる。1.下塗りは乾燥後、著しいひび割れがあれば、目塗りをし、下地面が平坦になっていない部分又は凹部は、つけ送りしつつむら直しを行い、金ぐしの類で荒し目をつける。2.むら直しのあと、下塗りと同様の放置期間をおく。1.定規ずりしながらこて圧を十分にかけて平坦に塗り付ける。繰形部は、型板を用い、隅、角、ちり回りは、中塗り前に定規ずりをする。1.中塗りの硬化の程度をみはからい、隅、角及びちり回りに注意して、こて圧を十分に塗り付け、水引き程度をみてむらなく平坦に塗り上げる。なお、仕上げについては、計画による。表面被覆工法とは、コンクリート部材(構造物)の表面を樹脂系やポリマーセメント系の材料で被覆することにより、劣化因子を遮断して、劣化進行を抑制し、部材(構造物)の耐久性能を向上させる工法である。塗装回数を増やすことにより、ピンホールなどの欠陥を無くし、膜厚を増すことによって、ひび割れ追従性や劣化因子の浸入に対する抵抗性を強化する。1.表面被覆材は、コンクリート表面に塗膜を形成するものであり、1下地処理材(プライマー)、2不陸調整材(パテ)、3主材(中塗り材)、4仕上げ材(上塗り材)などで構成される。2.表面被覆材にはひび割れの変動に対して追従する必要があるため、高い伸び性能を有する材料が使用される。被覆材の原料分類による種別としては、JIS A 6021「建築用塗膜防水材」に規定されているアクリルゴム系、ポリマーセメント系等がある。1.施工における特徴としては、一般の塗装材料が塗膜層やトップコートを複数回塗り重ねるのに対して、1回の塗布で塗膜層を形成する材料や、塗膜層とトップコートを一体化した材料を1回または2回程度塗布することで施工が完了する。1.ひび割れ補修のほか、中性化等の劣化因子の遮断に有効である。2.塗装工法のほか、シート工法がある。3.接着剤の種類により、効果や施工方法が大きく異なる。31塗回装目膜の施工42塗回装目膜の施工5トパッタプーコンー・ト*2参考・図・住宅紛争処理技術関連資料集木造住宅補修方法編、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(図*1)・個別技術シート集、国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会(図*2:p17)・建築改修工事監理指針(上下)、国土交通省大臣官房官庁営繕部監修建築保全センター・木造住宅工事仕様書、住宅金融支援機構47