タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

壁・天井(内部仕上げ:耐久性能:劣化の軽減)【1980年以前の木造住宅】概要紙・布張り基本的には、10年を過ぎると紫外線や汚れ等で見栄えがしなくなる。1970年代から、住宅用建材にプラスチックが大量に使用され始めており、75年に旧公庫仕様の紙・布張りに生麩糊のほかに合成樹脂接着剤が追加される。漆喰等塗壁素材的には50年程度の耐用年数がある。表面の汚れは、専門業者による清掃できれいになるが、シミや油汚れ等はその面全体をいったん落とし塗替えるしかない。無垢材等仕上げ紫外線等で焼けてきているが、素材的には問題ない。これも専門業者等による洗いを掛けると新地記事の状況に近くなるが、逆に経年変化を楽しみたい。検査のポイント□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度※矩計図/仕様書/聞き取りを基に、可能な範囲で劣化状態を現況調査改善方法□クロス材の劣化→張替え□塗壁の劣化→塗り替え・補修注意点内壁がクロスの場合、築30年以上経過しているので、張替えを検討する。※耐震・温熱改修を行う場合、劣化に関わらず仕上げの交換の検討をする。【1981?89年(昭和56?平成元)(築25年以上)の木造住宅】概要紙・布張り基本的には、10年を過ぎると紫外線や汚れ等で見栄えがしなくなる。この時代に施工されたものは、下地に貼りつけるノリなどの影響で、素材そのものが劣化してくるものもある。漆喰等塗壁素材的には50年程度の耐用年数がある。表面の汚れは、専門業者による清掃できれいになるが、シミや油汚れ等はその面全体をいったん落とし塗り替えるしかない。無垢材等仕上げ紫外線等で焼けてきているが、素材的には問題ない。これも専門業者等による洗いを掛けると新築時の状況に近くなるが、逆に経年変化を楽しむのも良い。検査のポイント□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度※矩計図/仕様書/聞き取りを基に、可能な範囲で劣化状態を現況調査改善方法□クロス材の劣化→張替え□塗壁の劣化→塗り替え・補修注意点内壁がクロスの場合、築25年以上経過しているので、張替えを検討する。※耐震・温熱改修を行う場合、劣化に関わらず仕上げの交換の検討をする。32