タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
設備水廻り2-9給水配管ルートの変更工程便器本体が人の荷重によって沈み込まないように床を支持する。給水配管を排水配管の上に配管するなど、管相互の接触しないルートを検討のうえ、配管を再施工する。劣化の補修(レベル2)不具合設備からの漏水1周辺内装仕上材の撤去2接触している給・排水管の撤去3床の補強4新規配管施工(排水管・給水管の位置入替え)5水圧・通水・排水試験123周辺内装仕上材等の撤去1.工事範囲の床あるいは内壁等の仕上材及びボードなどの下地材を撤去する。2.必要であれば、便器や周辺機器設備も一旦取り外す。接触している給・排水管の撤去1.ルート変更する配管部分を、最寄りの継ぎ手から外す。継ぎ手からはずせない場合は管を切断してはずす。2.排水管に問題のない場合は、給水管の交換だけでよい。床の補強1.便器等の質量でたわんだりしないよう、床の下地を補強する。※合板の施工、根太の増設を行う。4新規配管施工(排水管・給水管の位置入替え)1.ルート変更した配管を、排水管、給水管の順に新設する。a)硬質塩化ビニル管を使用する場合の、排水主管又は枝管で2系統が水平合流する個所は45°Y管又は90°大曲Y管を使用する。b)屋内横走り管の勾配は、呼び径75未満は1/50、呼び径75以上は1/100を標準とする。c)屋外排水管の主管の呼び径は75以上とし、勾配は1/100を標準とする。d)排水管は二重トラップとしてはならない。e)通気管は、すべてのたて管に向かって上り勾配をとり、凹凸部のないようにする。また、配管内の空気が屋内に漏れることを防止する装置が設けられている場合を除き、直接外気に衛生上有効に解放する。f)地盤面に大きな段差がある場合等で、屋外排水管の途中に立管を設ける場合には、排水を阻害しないようドロップます等を使用する。52.配管を固定する。a)横走り配管の吊り及び揺れ止め支持間隔は、鋼管及びステンレス管は2m以下、ビニル管、ポリエチレン管及び銅管は1m以下、架橋ポリエチレン管は0.5m以下とする。b)立て管は、各階ごとに1箇所以上固定支持する。3.ビニル管と継手の接合は、接合部を十分清掃したのち、継手の内面と管外面に接着剤を塗布し、管を継手の内部に十分差し込む。なお、挿入が困難な場合は、パイプ挿入機等を用いて接合する。水圧・通水・排水試験1.水圧・通水、排水試験を行い、水漏れのないことを確認する。*1管ルート設定に当たっては、給水配管ルートを迂回させ排水配管との重なりがないよう計画する。やむを得ず排水配管と交差させる場合は、給水配管を排水配管の上部に配管する。248