タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
備考施工その他の造作工事材料下ごしらえ組立取り付け額縁縁がまちぜん板敷居鴨居・無目付かもい、畳寄せつりづかなげし幅木窓、出入口その他に用いる木材は、特記による。特記がなければ、吊元枠、水掛りの下枠及び敷居はひのき、その他は松又は杉を標準とする。縦枠開きの場合:戸当たりじゃくり又は戸当たり押縁を添えつけ、木ねじ又は接着剤で留めつける。外部引違いで水掛りの場合:建付けみぞじゃくり付き。上下枠開きの場合、戸当たりじゃくりとする。雨がかり箇所のくつずり上端は、水返しじゃくりとし、水たれ勾配を付ける。また、外部下端にも水切りじゃくりを付ける。たて枠と上下枠との取付けは、上下ともえり輪入れとし、釘2本打ちとする。雨がかり箇所の下部は、傾斜付きほぞ差しとし、釘2本打ちとする。枠の取付けは、両端及び約450 mm間隔にくさび飼い接着材止め、平かすがい打ち、隠し釘打、あるいは、くさび固定部で建具枠より軸組まで木ねじ貫通止めの上、隠し釘打ちまたは埋め木釘打ちとする。額縁は枠に添えつけ、すみの見付けは大留めまたは竪勝ちとし、両端及び間隔450mm内外に隠し釘打ちとする。1.柱に渡りあご掛けとし、継手は、柱心で自違い継ぎとする。2.縁がまちの柱への取付けは、臨し釘打ちのうえ、下端から目かすがい打ちとする。継手は、柱又は方立心で隠し目違い継ぎ、下枠へ小穴入れ、隠し釘打ち。1.敷居と柱との接合は、一方は横ほぞ差し又は目違い入れとし、他方は横せん打ちとする。2.敷居下端と下地材との開に、間隔450mm内外に飼木を入れ、釘掘りのうえ釘打ちする。3.雨がかりは上端を水返しじゃくりのうえ、水たれ勾配をつけ外部下端に水切りじゃくりをつける。鴨居及び無目の柱への取付けは、一方は横ほぞ差し、他方はすりこみとし、上端より釘2本打ち、若しくは集成材とする場合は突き付けとし、隠し釘打ちとする。1.付鴨居は、一方は短ほぞ差し、他方はすりこみとし、隠し釘打ち、又は両方たたき締め、寄せ突き付けとし、隠し釘打ち若しくは柱間に切込み、隠し釘打ちとする。2.畳寄せは、柱間に切り込み、隠し釘打ちとする。1.つりづかの下部は、2枚ほぞ差しとし、隠し釘打ち又は目かすがい2本をほぞ穴に仕込み打ちする。2.上部のはり又はけたとの取合いは、長ほぞ差しとし、込み栓打ち又はかすがい両面打ち又は平ほぞ差しかすがい両面打ちとする。1.なげしと柱との取合いは、えり輪欠きとし、間隔450 mm以内に釘掘りをして、鴨居又は付かもいに隠し釘打ちとする。2.入隅部分は下端留め目違い入れとする。1.継手は柱心で目違い継ぎ又は突付け継ぎとし、出隅及び入り隅は大留めとする。2.幅木の取付けは、床に小穴入れ又は添付けとし、隠し釘打ちとする。参考・住宅紛争処理技術関連資料集木造住宅補修方法編、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(図*1)・木造住宅工事仕様書、住宅金融支援機構(図*2、平成22年版,p141)*2211