タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

ページ
17/264

このページは 長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 の電子ブックに掲載されている17ページ目の概要です。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると手動で開きます。

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

【1990?99年(平成2?11)(築15年以上)の木造住宅】概要2000年の基準法改正まで釣合いのよい配置の規定は定められていない。検査のポイント□耐力壁の仕様、配置※構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で筋交い等の現況調査を実施する。改善方法□耐力壁不足・仕様が不十分・バランスが悪い→耐力壁の追加注意点壁倍率は、現行基準と同じ。2000年の建築基準法改正まで、釣合いの良い配置ではない可能性がある。※耐力壁が施工されていない場合や、本来の仕様と異なる場合もある。(土塗壁が天井下で途切れている。ラス下地と木ずりが混在する等)※耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。※1984年(昭和59年)に、四号建築物で建築士の設計によるものは構造計算等の確認申請時の審査が省略される特例が定められたため、壁量計算書等が残っていない可能性がある。その場合は必要に応じて現況図を作成する。【2000年~(平成12年~)(築10年程度)の木造住宅】概要耐力壁に対し、四分割法による釣合いの良い配置の検討または偏心率の計算がされている。検査のポイント□耐力壁の仕様、配置※構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で筋交い等の現況調査を実施する。改善方法□耐力壁不足・仕様が不十分・バランスが悪い→耐力壁の追加注意点(なし:必要壁量の確保、釣合いの良い配置が基準法で規定されている。)※耐力壁が施工されていない場合や、本来の仕様と異なる場合もある。(土塗壁が天井下で途切れている。ラス下地と木ずりが混在する等)※耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。※直下階床面積の1/8以上の小屋裏収納の床面積が、考慮された壁量か確認する。13