タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
外部外壁1-8塗替え(既存塗膜を除去)工程補修(レベル1)塗膜の耐用年数がすぎており、剥離が生じている面を塗り直す。不具合塗膜の剥離1足場の設置2既存塗膜除去・清掃3素地(下地)調整4塗装工事5養生6最終確認123456足場の設置1.該当部分に足場を設置し、足場設置後、解体時に発生する粉塵や塗料等が隣地に飛ばないようその外回りに防塵シートを張る。既存塗膜の除去・清掃1.施工面積、塗装面の種類に応じた方法で、劣化した部分の塗膜の除去・清掃する。※国土交通省、改修共通仕様書のRB種、塗替え面積の30%程度の劣化を、目安として塗り替える。金属の全面に赤さびが発生していたり、サイディングの基材自体がもろくなっている等、下地まで劣化が及んでいる場合(RA種相当)は、張替えやモルタルの塗替えを検討する。素地(下地)調整1.塗装面の種類に応じた方法で、塗膜が付着しやすくなるよう塗装面を調整する。塗装工事1.選定した塗料の塗装仕様に従って施工する。a)下塗り、乾燥、(下塗り研ぎ)b)中塗り、乾燥、(中塗り研ぎ)c)上塗り、乾燥※1適した環境、指定の溶剤、硬化材を使っていない場合や、指定の混合比率を守っていない場合、上塗りの際、色ムラや艶ムラをおこす。※2中塗り及び上塗りは、なるべく各層の色を変えて塗る。※3シーリング面に塗装を行う場合は、シーリング材が硬化したのちに行い、適合する方法で処理する。養生1.塗付け直後に直射日光、風、雨等があたらないようにし、気温に応じて、適切に乾燥するよう養生期間を設けた。2.塗面が損傷を防ぐため、他の工事施工による接触や雨水の侵入を防ぐシート養生を行った。3.シートの取外しは、仕上げ材を傷めないよう、半硬化の時点で取り外す。最終確認1.清掃を行う。2.仕上がりの色、模様、つや等は、見本帳または見本塗板と同様であることを確認する。*1塗膜が劣化し剥離している。活膜に見える箇所も、劣化が始まっている可能性がある(金属素地に白錆がある等)場合は、塗装後、剥離が生じる可能性があるので、塗装除去を全面に行う。手工具による塗装剥離・清掃*1*2サンダ―工法*1参考・図・サイディングの維持管理はどうするの、日本窯業外装材協会(図*1)・個別技術シート集、国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会(図*2:p7)・建築改修工事監理指針上、国土交通省大臣官房官庁営繕部公共建築協会(図*3:p429,430)162