タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編
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長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN
耐力壁(耐震性能)【1980年以前の木造住宅】概要1981年まで、総2階建ての住宅が現在より少なかったこともあり、必要壁量が現行基準より少ない。耐力壁の種類は、枠組壁工法がオープン化される70年代まで、令第46条の「筋交い・土壁・木ずり壁」である。検査のポイント□耐力壁の仕様、配置※構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で筋交い等の現況調査を実施改善方法□耐力壁不足・バランスが悪い→耐力壁の追加注意点1981年の新耐震基準まで壁倍率が異なり、必要壁量が少ない。2000年の建築基準法改正まで、釣合いの良い配置ではない可能性がある。※耐力壁が施工されていない場合や、本来の仕様と異なる場合もある。(土塗壁が天井下で途切れている。ラス下地と木ずりが混在する等)※耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。【1981?89年(昭和56?平成元)(築25年以上)の木造住宅】概要1981年の基準法改正から面材耐力壁が追加。(構造用合板規格は1975年制定)2000年の基準法改正まで釣合いのよい配置の規定は定められていない。検査のポイント□耐力壁の仕様、配置※構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で筋交い等の現況調査を実施する改善方法□耐力壁不足・バランスが悪い→耐力壁の追加注意点壁倍率は、現行基準と同じ。2000年の建築基準法改正まで、釣合いの良い配置ではない可能性がある。※耐力壁が施工されていない場合や、本来の仕様と異なる場合もある。(土塗壁が天井下で途切れている。ラス下地と木ずりが混在する等)※耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。※1984年(昭和59年)に四号建築物で建築士の設計によるものは構造計算等の確認申請時の審査が省略される特例が定められたため、壁量計算書等が残っていない可能性がある。その場合は必要に応じて現況図を作成する。【参考:必要壁量規定の変遷】軽い屋根1950年1959年1981年2階建ての2階812152階建ての1階122129平屋建て81211重い屋根1950年1959年1981年2階建ての2階1215212階建ての1階162433平屋建て12151512