タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

?リフォーム工事のその前に確認したいこと日本の木造住宅は、その築年度によって、耐震性能、温熱性能、耐久性の仕様に大きな開きがある。これは、先にも述べたが、建築基準法や省エネ法等の法規の改正、旧住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)の恭順仕様書の改訂、更には住宅建材(アルミサッシ・ユニットバス等)の普及などにより築年度により異なるものである。しかし、この違いは、あくまで建築年代による一般的な仕様であることから、推測できる状況であり、実際の検査では建築年代だけからの判断は出来ない。リフォーム工事を行う際には、この点に注意し確認(現況検査)を行い、必要に応じて補修・入替え等の処置を行った上で工事を行いたい。以降に、仕様が大きく異なる4つの年代別(1980年以前、1990?99年(平成2?11)、1981?89年(昭和56?平成元、2000年~(平成12年~))の部位別仕様の注意点とチェックポイントを纏めてあるので、リフォーム工事を行う際(事前)の確認の参考としてもらいたい。建築時期1960年代1970年代1980年代1990年代2000年代1959年改正基準(旧耐震基準)(壁量規定の強化)1980年改正基準(新耐震基準)1980年6月施行(壁量規定の強化)2000年改正基準(新耐震基準)2001年6月施行(壁配置・金物の規定)耐震性能コンクリート基礎鉄筋の有無無筋コンクリート基礎鉄筋コンクリート布基礎1982年公庫仕様書の標準図全てフーチングあり鉄筋コンクリートべた基礎断熱性能1980年旧省エネ基準1992年新省エネ基準1999年次世代省エネ基準2012年改正省エネ基準高齢化対応2000年10月運用開始高齢者等配慮対策(住宅性能表示制度)シックハウス対策2003年建築基準法シックハウス規制2000年10月運用開始ホルムアルデヒド・換気対策(住宅性能表示制度)9