タイトル：長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編　平成26年 一般社団法人JBN

リフォーム工事を行った世帯主の年代別分布2010年に厚生労働省が行った調査では、介護が必要になった場合の意向として「自宅での介護サービスの活用」が最多で、全体の3/4を占めている。よく言われる事ではあるが、室内の温度差によるヒートショックによる死亡者数は、年間1万人を超えると言われ、年間の交通事故での死亡数の2倍前後に及ぶと言われている。今後、益々高齢化が進み高齢者がいる世帯数は増加の一途になる。これにより、まず考えないといけないのは、家庭内事故を防ぐための改修の提案であり、住まい方の提案となる。バリアフリー改修の場合、すべての要因に対して満足いく結果を求めると高価な工事となってしまう場合が多い。この段階で、断念する消費者が多いのも事実である。ここでは、住まい手の生活動作や同居する家族の意向の確認を行い、予算の範囲内で、生活改善に対して効果的な工事を判断し、提案することが求められる。その工事の役割や効果を丁寧に、不安を与えることなく説明していくことが必要となる。8