タイトル：長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編　平成26年 一般社団法人JBN

構造断熱4-2気流止め（床下）工程温熱環境（レベル4）冬の冷気が壁体内を流れることによる外壁や間仕切り壁の室内側表面温度の低下を防ぐ。不具合室内側壁面の温度低下や暖められた室内空気の熱損失1断熱材をカット2床下の進入3気流止めを設置4最終確認するする仕上げを解体しない工事（4地域以南推奨）断熱材をカットする1 1.床下気流止め用に根太や大引きの間隔に合わせてカットし、挿入しやすいサイズに加工する。2.カットしたグラスウールを、何枚かまとめてポリ袋に入れると、床下での持ち運びが効率よく行える。2床下の進入1.床下へは、和室の畳を取外し、下地の荒板を撤去して進入する。もしくは、床下収納庫を取り外しても進入が可能である。※進入口を開ける1.必要に応じて床の一部を切断し進入口を設ける。32.進入口は施工後に点検口として納めるか、もしくは、切断した床材を復旧する。気流止めを設置する床と外壁の取り合い、間仕切り壁下部に気流止めを設置する。1.グラスウールは、防湿フィルム側を外側にして、棒状に丸める。2.外壁、間仕切り壁下部の隙間に、カットしたグラスウールを丸めてから指先で押えこむように挿入する。3.大壁の間仕切り壁では、隙間が大きいこともある。その場合は、間仕切り壁の両側からグラスウールを挿入するか、グラスウールを大きめにカットする。4.和室では、タタミの厚さ分根太が下がっているため、根太と土台が平行に設置されている箇所（写真※1）は間隔が狭く、挿入が難しいので注意する。5.和室は、荒板と敷居の間（写真※2）に大きな隙間が生じているため、忘れずに気流止めを挿入する。6.階段の床下にも、壁とささらに隙間（写真※3）があるため、気流止めを忘れないように注意する。※断熱材施工・復旧＜関連工事1＞1.必要に応じて、断熱材及び解体した仕上材等を復旧する。*14最終確認102