タイトル:リフォーム工事における見積書作成の考え方と施工手順
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リフォーム工事における見積書作成の考え方と施工手順 平成26年 一般社団法人JBN
はじめにリフォーム推進協議会が行った調査によると住まい手がリフォームを行う際に、不足していると感じている情報は、「費用の目安や積算基準」が全体の6割を占めています。「施工者の選び方、工期・手順・施工の注意点、事例、新築との工事費の差、要望に応えてくれる施工者の紹介」がそれに続き、リフォーム費用や施工者の信頼性への不安がうかがえます。これは、リフォームを手掛けている事業者の多くが体感的に感じておりその対応の検討を行っていますが、その浸透に向けた手段が充分に取られていると感じている住まい手がまだまだ少ないのが現状と言えます。一時期、リフォーム工事(特に外装工事や躯体に関係する工事)では、事前の見積もりは提出するものの最終的には、「壁をはがして中を見ないと工事金額の確定は出来ない」とした交渉を消費者と行っていた事業者も多数いました。これでは、消費者がこの工事がいくら掛かるのか不安になるのは当然でしょう。この結果が、多くの消費者が「?単価〇〇万円」「○○工事〇〇円」といった、定価型のリフォームを提案している事業者の選択へ流れていった要因の一つかもしれません。リフォーム工事の見積書に関しては、消費者だけでなく作成する事業者でも長く課題となっています。本書では、このリフォーム工事における見積書の作成ついて、基本的な考え方と利用に関する資料として活用頂ける形になるよう作成します。-1-