タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

4ヒアリングにおける注意点●リフォームの理由の確認リフォームの理由を聞いたのみでは設計提案をすることは難しく、こちらから具体的な質問を行う必要がある。これにより、相手が自分でも気がついていなかった住まいの現状を、細部にわたっって確認できき、設計提案を行う基礎資料をつくる手がかりになる。問題や課題がはっきりすればするほど、答えの出し方もはっっきりする。必要な質問を何度も行い、リフォームをする本当の理由をお互いに把握することがとても重要である。質問の例「子供が大きくなって狭くなってきたので」「来客が多くて今の間取りが使いにくい」といった話の場合□子供が何人いるのか、□男の子なのか、女の子なのか、何歳なのか□どういっった来客なのかといった具体的な質問や事前アンケートを行う。●問題の優先順位リフォームの優先順位を確かめることも重要であるる。リフォームをしたい理由を確認すると、「狭い」「住みづらい」という理由が並ぶことが多い、この他に「風通しが悪い」「病人がいる」という理由が並ぶこともある。理由によっては1つの問題を解決すると、別の問題が出ることもある。。これらの問題を一度で全て解決できるとは限らない。場合によっては、何度かに分けてリフォームを進めなければならないこともある。リフォームをする理由がいくつもある時は、その中で重要性の高い問題、または緊急度の高い問題が何かを確かめなければならない。相談者が抱える一番の問題を明確にしたい。●予算の確認初期のヒアリングの段階で予算を把握することでそその後の設計提案の無駄や手間の省力化にも繋がる。予算が分かるこことで適切な提案ができることを説明する。予算の話はあまりしたがらない相談者もいるため、その場合はしつこく聞くことは避けたい。78