タイトル:木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備

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概要

木造軸組住宅 部位別リフォームマニュアル 外装 内装 構造 設備 の電子ブックです。平成25年8月発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

1 G1屋根:工事別施工時の注意点【改良する改修工事】工事番号・工事名3-6葺き替え(屋根下地材・仕上材の交換)レベル3・屋根の構造計算をする場合は、建築基準法告示平12建告第1458号「屋根ふき材および屋外に面する帳壁の風圧に対する構造耐力上の安全性を確かめるための構造計算の基準を定める件」に適合すること。・屋根仕上げ材等を交換する場合は、「新版建築物の解体・改修工事等における石綿障害の予防(建設業労働災害防止協会)」等の文献等をもとに、石綿障害を予防するために必要な対策を講じる必要がある。※粘土瓦葺材料について・瓦桟木の材質、寸法等は特記による。特記がない場合は、材質は杉又はひのきとし、寸法は、幅21×高さ15(mm)以上として、防腐処理を施したものとする。・瓦留め付けに使用する釘の材質は、ステンレス製又は鋼製とし、胴部の形状は振動等で容易に抜けないものとする。・補強に使用する釘及びねじは、ステンレス製とする。・棟補強等に使用する金物等は、ステンレス製とする。・緊結線は、ステンレス製又は合成樹脂等で被覆された銅線とし、径0.9mm以上とする。・棟補強用心材取り付け用ボルトは、ステンレス製とし、径は10mmとする。※粘土瓦葺の工法について・瓦の取り付けは、特記がなければ、次による。(1)桟瓦は、すべて1本以上の釘で瓦桟木に留め付ける。ただし、軒の高さが7m以下の場合の留め付けは、監督職員の承諾を受けて、軒瓦を留め付け、以後は3段ごととすることができる。(2)軒瓦は、すべて3本以上の釘で留め付ける。(3)袖瓦は、すべて3本以上の釘で留め付ける。・棟の工法は、特記による。特記なければ、次による。(1)7寸丸伏せの場合は、次による。1棟用心木は、棟補強用心材取り付け用ボルト(ステンレス製、径は10mm)を用いて、棟木に1,000間隔で留め付ける。2ボルトの棟木への取り付けは、緩みや抜け出すことのないよう棟木40mm以上埋め込み固定する。37寸丸瓦を、パッキン付きステンレスネジで棟用心木に留め付ける。4葺土の充填は右図による。(2)のし一体棟の場合は、次による。1棟用心木は、棟補強用心材取り付け用ボルト(ステンレス製、径は10mm)を用いて、棟木に1,000間隔で留め付ける。2ボルトの棟木への取り付けは、緩みや抜け出すことのないよう棟木40mm以上埋め込み固定する。3のし一体棟瓦を、パッキン付きステンレスネジで棟用心木に固定する。4葺土の充填は右図による。屋根工事の流れと注意点(3)のし積み棟の場合は、次による。1棟用心木は、棟補強用心材取り付け用ボルト(ステンレス製、径は10mm)を用いて、棟木に1,000間隔で留め付ける。2ボルトの棟木への取り付けは、緩みや抜け出すことのないよう棟木40mm以上埋め込み固定する。3のし瓦は、緊結線(ステンレス製又は合成樹脂等で被覆された銅線、径0.9mm以上)を用いて互いに緊結する。4冠瓦の留め付けは、棟木より出した緊結線で留め付ける方法又はパッキン付きステンレスねじで棟用心木に固定する方法のいずれかとする。5葺土の充填は右図による。163