タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

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概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

2000年~(築10年程度)Ⅳ外部仕上げ1屋根概要調査内容改修方法注意点築10年超の住宅は、最初のメンテナンスを検討する時期に来ている。1コロニアル葺き2鉄板系葺きコロニアル板は、塗装された強化セメント板で通常7年を超えると塗替えが必要とされているが最長で10年程度は持つ。メンテナンスがない場合は、塗替えを検討する。化粧スレートの耐用年数は30~40年程度とされる塗装の耐用年数は10年程度のため、塗替えを検討する。3瓦葺き瓦の耐用年数は特にない。地震や台風などで、瓦がずれている恐れがあるので、確認を行う。□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度・矩計図/仕様書/聞き取り・可能な範囲で劣化状態を現況調査□コロニアル葺きや鉄板系葺きの塗装仕上げの劣化[事例]塗替え・コロニアル葺きの場合、勾配が緩いと裏に雨が回り、野地板の合板まで腐朽していることが多いので注意が必要。・一部の瓦葺きでは、役物に鉄板系のものを使用しているものがあるので、その部分の確認が必要。また、地震や台風などで、瓦がずれている恐れがあるので、確認を行う。・2004年まで、石綿含有建材の製造が行われているため、処分方法に注意が必要。2外装築10年超の住宅は、最初のメンテナンスを検討する時期に来ている。概要1サイディング基材の劣化には至っていないと考えられる。築10年以上でチョーキング等の劣化が著しい場合は塗替えを検討する。2モルタル下地までの劣化には至っていないと考えられる。築10年以上で劣化が著しい場合は塗替えを検討する。調査内容□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度・矩計図/仕様書/聞き取り・可能な範囲で劣化状態を現況調査改修方法□塗膜の劣化(チョーキングの発生等)注意点[事例]塗替え□モルタル層の劣化[事例]・モルタル塗替え+外壁通気層施工・ひびわれ補修・モルタルにクラックが入っている場合は、構造に起因するクラックかどうかを確認し、構造に起因していない場合は、補修を行う。・現在も、モルタル外壁の下地に部分補強用の平ラスや19 mm未満のステープルを用いている場合が多い。付着力が低く剥落が生じやすい下地の可能性に注意する。・2004年まで、石綿含有建材の製造が行われているため、処分方法に注意が必要。84