タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

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概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

1981~89年(築25年以上)3接合部概要調査内容改修方法注意点1975年以降、旧公庫仕様に設置位置の記載があり、アンカーボルトはほぼ問題なし。1995年まで、耐力壁からの引抜力に対し、柱脚柱頭・筋交いの接合部に必要な強度がない可能性が高い。1978年~Zマーク金物の規格が制定。79年以降、旧公庫仕様で平金物等の金物接合が公庫で推奨され始める。~1995年の基準法改正まで法令による接合金物の奨励がなく、柱脚柱頭・筋交い接合部の強度が、引抜力より弱い場合がある。~2000年の基準法改正まで引き抜きに対するホールダウン金物の緊結の規定は定められていない。□柱脚・柱頭金物、筋交い金物の仕様の確認・構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で現況調査□接合部の仕様が不十分な場合→接合部の補強[事例]耐力壁の追加・接合部の補強(耐力壁の新設)(接合仕様の例)(旧公庫仕様※詳細は下表参照)(1979~1981)[筋交いの取付く柱に使用する金物]羽子板ボルト、かど金物(2枚)、かすがい(2本)(1982~)[筋交いの取付く柱に使用する金物]羽子板ボルト、かど金物(2枚)、山形プレート、かすがい(2本)[1階筋かい上部と通し柱の取り合い]ひら金物[筋交いに使用する金物]筋交いプレート、ひら金物・突付け釘1本打ち程度の場合もあり、接合部の施工状態は様々ある。耐力壁等の改修と合わせて補強を考える。※旧公庫仕様耐力壁に関連する接合部仕様筋交いの取り付く柱筋交い接合部1979■筋かいの上端部が取付く柱及びその柱の下部:1柱短ほぞ差し12 mm羽子板ボルト締め2柱短ほぞ差し90 mm釘2本打ち、かど金物(CP・T)2枚当て釘打ち。隅柱下部かど金物(CP・L)2枚当て釘打ち3柱長ほぞ差し90 mm釘3本、径6 mm長さ120 mmかすがい2本■1階筋かい上部と通し柱の取り合い:かたぎ大入れN75 mm 3本打ち1982■筋かいの上端部が取付く柱:次のいずれか1上下短ほぞ差し羽子板ボルト(SB)締め。土台との取合いはかど金物(CP・T)当て釘打ち2上下短ほぞ差し上下端ともかど金物(CP・T)又は山形プレート(VP)当て釘打ち。隅部通し柱下部はかど金物(CP・L)2枚当て釘打ち3上下長ほぞ差しN90 mm 3本平打ちの上、かすがい(C120)2本打ち■1階筋かい上端と通し柱の取合:横架材下端から120 mm内外にかたぎ大入れ、N75 mm 3本斜め打ちの上ひら金物(SM)当て釘打ち1986■筋かいの上端部が取付く柱:筋かいプレート(BP)を使用しない場合次のいずれか1~3:57年度仕様の123と同じ4隅柱下部は扇ほぞ差し又は短ほぞ差しとし、上下端部かど金物(CP・L)2枚当て釘打ち■1階筋かい上端と通し柱の取合い:横架材下端から120 mm内外にかたぎ大入れN753本斜打ちの上ひら金物(SM)当て釘打ち■筋かいの下端部が取り付く柱:筋かいプレート(BP)を使用しない場合次のいずれか1上下長ほぞ差し込み栓打ち2上下短ほぞ差しひら金物(SM)当て釘打ち又はかすがい(C120)打ち3隅柱下部は扇ほぞ差し又は短ほぞ差しとし、上下端部かど金物(CP・L)当て釘打ち筋かいは平使いとする■端部・横架材へ一部かたぎ大入れ一部ビンタのばし横架材に添え付けくぎ長さ90 mm、5本打ち■間柱当たり・間柱を欠込み釘打ち木造筋かい(平使い)■上下端部仕口1横架材へ一部かたぎ大入れ一部ビンタのばし横架材を欠き込み添え付け、N75 mm 5本くぎ平打ち2横架材と柱に大入れN75 mm 3本斜め打ちの上ひら金物(SM)当て釘打ち3横架材と柱に突付け筋かいプレート(BP)当て角根平頭ボルト(M12)締め、釘打ち木造筋かい(平使い)■上下端部仕口1横架材へ一部かたぎ大入れ一部ビンタのばし横架材を欠き込み添え付け、N75 mm 5本釘平打ち2横架材と柱に大入れN75 mm 3本斜め打ちの上ひら金物(SM)当て釘打ち3横架材と柱に突付け筋かいプレート(BP)当て角根平頭ボルト(M12)締め、釘打ち41階の筋かいと上端通し柱の取り合いは横架材下端から120 mm内外にかたぎ大入れN75mm 3本斜め打ちの上、ひら金物(S)当て釘打ち■筋かいたすき掛けの交差部・間柱を欠き込み、N75 mm 2本打ち69