タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

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概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

新耐震基準以前(築30年以上)3接合部概要調査内容改修方法1975年より前は、耐力壁近くや土台切れ部などにアンカーボルトがない可能性がある。1995年まで、耐力壁からの引抜力に対し、柱脚柱頭・筋交いの接合部に必要な強度がない可能性が高い。~1975年まで水平力旧公庫仕様で設置位置の記載がなく、耐力壁近くにアンカーボルトがない場合がある。~1995年建築基準法改正まで法令による接合金物の奨励がなく、柱脚柱頭・筋交い接合部の強度が、引抜力より弱い場合がある。接合部の強度が不足していることを前提に、耐力壁の新設や柱の新設に合わせて計画する。□壁量計算後、告示仕様やN値計算等に基づき、接合金物を設置する。→接合部の補強→アンカーボルトの追加柱頭・柱脚等が、発生する応力に耐えられず抜け落ちると、耐力壁の耐力が発揮できない。注意点(旧公庫仕様※詳細は下表参照)羽子板ボルト、かすがい[事例]耐力壁の追加・接合部の補強(耐力壁の新設)・アンカーボルトの打込みに適した基礎がない場合、基礎の増打ち等も合わせて検討する。※旧公庫仕様耐力壁に関連する接合部仕様アンカーボルト筋交いの取り付く柱筋交い接合部1951■設置位置の基準なし■座金の仕様なし■1978年までZマーク金物なし■1995年まで法令上の接合金物の奨励なし・径13 mm付き・埋込長さ180~250 mm以上1970■筋かい取り合い部・柱と桁の接合:羽子板ボルト締め又はかすがい両面打ち・柱下部と土台の接合:かすがい両面打ち1975・径13 mm、座金付き・埋込長さ250 mm以上■設置位置・筋かいの上端に近い側の柱に近接したところ:座金50 mm×50 mm×6 mm・構造用合板の耐力壁の両端柱のそば:座金50 mm×50 mm×6 mm+合板座板80 mm×80 mm×7.5 mm・土台切れ部:座金38 mm×38 mm×4.5 mm・間隔2.7m内外■筋かい上端部横架材と柱の取合部及び柱下部取合:柱短ほぞ差し、9 mm羽子板ボルト締め又は柱長ほぞ差し90 mm釘3本打ち、6 mm長さ120 mmかすがい2本ずつ両面打ち■1982年まで筋交いプレートなし■1995年まで法令上の接合金物の奨励なしすぎ100 mm×30 mm■両端部・斜め胴付き木半分ビンタに欠込み大釘打ち、間柱当たりは間柱を欠込み大釘打ち■両端部・斜め胴付き木半分ビンタに欠込み大釘打ち、間柱当たりは間柱を欠込み大釘打ち又は横架材へかたぎ大入れ、柱ななめ突き付けくぎ又はかすがい打ち■間柱当たり・間柱を欠込み大釘打ち■間柱(柱三ツ割以上)が@300 mmの場合:横架材へかたぎ大入れ、間柱当たりは間柱を切断し、釘打ち■間柱が@450 mmの場合:・見つけ平使い端部は一部かたぎ大入れ一部ビンタのばし横架材に添え付けくぎ長さ90mm、5本打ち■間柱当たり・間柱を欠込み釘打ち62