タイトル：職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル　構造 外部 内部 設備

概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行　全国建設労働組合総連合

第3章リフォーム工事の考え方1.リフォーム工事を部位別にとらえるリフォームという言葉は、軸組を現しにする耐震改修からペンキの塗替え等の維持に至るまで、多様な内容を指す工事として使われている。戸建住宅のリフォーム工事は、屋根・外壁の塗装といった単一工事が多いにも関わらず、今までのリフォームマニュアルは、工種や金額などの目安のない、修繕工事から増改築工事までの広い範囲を対象としていたため、工事に際し、実際はどのような手順で何を進めていけば良いかが明確ではなかった。「工事の流れと注意点」は、専門職や単一工事が使えるように、部位別に「構造」「外部」「内部」「設備」に分けて事例ごとの注意点を載せている。部位別を合わせると性能向上リフォームや既存長期優良住宅化リフォームの注意点となる。さらに工事の種類により、補修・修繕・交換を行う「メンテナンス（維持管理）リフォーム」、間仕切りの変更を伴う「模様替えリフォーム」、防耐火・高齢化対応・耐震・温熱環境の性能向上を目的とした「性能向上リフォーム」、性能向上と合わせ維持管理を容易にし、長寿命化を目指す「既存長期リフォーム」、確認申請が必要な「増改築リフォーム」に分けている。表3-1-1工事別調査方法や契約方法レベル工事種類調査方法契約方法、作成図書数単種一工～レベル1メンテナンス（維持管理）補修・修繕・交換・部分インスペクション・聞き取り書面による契約・簡単なスケッチ等事複レベル2劣化や経年変化に関する補修・修繕・交換・同上+詳細調査・同上または標準様式による契約複数種工事レベル3模様替え新設・建物全体のインスペクションレベル4性能向上高齢化対応・防耐火性能・聞き取り・計画に応じた詳細調査耐震・温熱既存長期優良劣化対策・維持管理レベル5増改築増改築ＥＶ設置標準様式による契約・正式見積り・契約図面・プレゼン資料の作成47