タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

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概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

例)以下、作成するチラシのイメージ●挨拶状簡単な内容を記載した「会社案内」と共に、このエリアで工務店・専門工を行っている担当者としての挨拶のチラシ。今後、住宅のお手入れや季節のあいさつ、消費者にとって有益な情報を発信する事を付け加えることを忘れずに記載したい。●住宅のお手入れのチラシ住宅のお手入れの場合、その部位や設備機器、季節や台風などの自然災害の後のお手入れなどシリーズ化して作成する事が出来る。基本は、顧客自身で対応できる内容とすることが必要であり、内容や手法に疑問や質問がある場合の問合せ先として自社の記載を行っておく。このチラシは、OB施主への配布など使う場面が、多く発生するので是非作成する事をすすめたい。●補助事業等の顧客に有益な情報のチラシ今なら木材ポイントの使い方や支給される金額の例をもって記載したチラシなどになる。高齢者改修や耐震改修などの補助金もある。これらは、自治体等が作成したチラシなども活用するとよい。その場合、自社で作成した使い方などのチラシも添付すると効果的である。ここでも、相談先として自社の連絡先を入れる事は忘れずに記載したい。チラシの作製は、手がかかるが、継続してこそ効果が出てくる。また、地域によっては、投げ込みチラシの禁止地域などがあってすべてにおいて共通する手法ではないかもしれない。当たり前すぎて今更記載するべきことでもないかもしれない。しかし、実際に継続して行動に起こしている工務店が少ないのも事実である。大変ではあるが、イベントなどを実施する際の集客に反映する場合が多く是非継続して行ってほしい。これらの行動は、営業エリアの決定と、自社の顧客(見込み)台帳をつくる作業とリンクしている。このため、行動結果を必ず台帳に記載して台帳の充実を図って頂きたい。台帳の充実に合わせて、見込み客の発生や顧客からの問い合わせが発生し顧客訪問の約束がとれるようになっていく事だろう。ここで検討している方法は一例であってその成果が必ず上がるとはいえない。また、決して、斬新なものではなく営業活動としてあたり前のことであり、継続してこそ反応が出るものばかりとなっている。今回、本資料を作成するにあたり複数の工務店に確認を行ったが、結果としては、各社ともやらなければと思いつつやっている所が殆ど無かったのも現状である。ただし、これらの手法をもって成功している工務店も多数いることを理解して貴社の営業活動の参考としていただきたいと思う。●記録の蓄積何事も営業活動におけるアプローチでは、その記録の蓄積が最も重要になる。特に、OB顧客への対応に関しては、その住宅の情報の変化を住宅履歴情報として蓄積していくことも重要であるが、住まい手の状況やメンテナンスやメンテナンスの際の住まい手・工務店双方の所感などを記録していくことで、将来のリフォームへの提案のキーポイントにもなる。面倒な作業ではあるが、この記録の蓄積が住まい手とのコミュニケーションを取っていく際に、大変役に立つと思われる。35